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FXでエリオット波動を使うなら、波の数え方と性質を覚えよう!

お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。

今回はエリオット波動の話です。

FXをやっている人なら必ず一度は門をたたくことになるエリオット波動。でも正直言って難しいですよね。エリオット波動って…。

「原理自体は非常にシンプルで、値動きはダウ理論に従って上昇トレンドと下降トレンドを形成し、その値動きの波は一波から五波を刻んだ後に調整のABC波を作るといった調子です。中でも推進派である一、三、五波はスッと大きく伸びるためトレードチャンスですよ。」

と言うのをよく耳にします。

ということは一波さえ分かれば二波のリトレースを待って、三波を取れるし、更に四波のリトレースを待てば五波もとることができて、想像するだけでめっちゃ儲かりそうです。

しかし現実はいかがでしょうか。リアルチャートでなんとなくエリオット波動で波を追いかけていると六波、7波、もっともっと伸びて十波以上数えられることもあるのではないでしょうか。

こうなってしまうと皆さんは次のように言うはずです。

「エリオット波動使えねー。」

という訳で本記事ではエリオット波動を正しくカウントするために各波の性質とちょっとしたコツをご紹介します。

エリオット波動は波の性質を理解するだけでOK

それでは各波の性質を説明していきますので上の画像を見ながらご覧ください。

第一波

天底もしくは中段持ち合いでのチャートパターンを三分の一から半分程度ブレイクしていることが絶対条件です。

もしもトレンドを作る形のチャートパターンの場合は最後の押し戻しをブレイクしていることも条件に加えて判断すると更に確証ある第一波を見極められます。

第二波

ずばり一波の「半値押し戻し」です。

しっかりとリトレースして中期MAを触れてくるような波が特徴です。

ちなみに画像の緑色ラインが中期MAで80MAを僕は採用しています。

第三波

第三波は最低でも一波の値幅分伸びることが多く、上位足との連動によっては更に大きく伸びることがあります。

フィボナッチで言うと161.8から200%が目途です。

しかしながら伸びていく際には上位足の節目をブレイクしていく必要があるため、三波中に弱気な短期トレーダーが利確するため一度押しをつけてから再上昇するケースが非常に多くあります。

まず大前提として第三波の初動は第一波を抜けていることが必要で、そのあと第三波の中の二波とも言うべき押しが一度中期MA付近まで差し込まれてから、最後にもっとも伸びる第三波中の三波が発生することが多いです。

この三波目はほとんど押し戻しをせずに勢いよく一気に伸びていく波となるので、あまり様子を見ずに第三波の二波の底で思い切って乗ることがトレードのコツとなりますが、怖い場合には第三波の一波でエントリーして直近高値で半分決済、その後の三波でリトレースがあることを考慮してもう半分はガチホールドするのも手です。

トレールしても良いです。

いずれにしても第三波は第二波の底から上げっぱなしで伸びるケースは少なく、一度折り返してから再上昇していくと覚えておくとかなりエリオット波動の理解がスッキリすると思います。

第四波

まずめっちゃトレードが難しいです。

というのもありとあらゆるチャートパターンが出現する波でありチャートの形状を理解するためには相当の時間を要します。

上の画像ではペナントを組んでおり、一時間足チャートで約一週間かけてチャートパターンを形成しています。

そのため切り上げ、切り下げラインを引いてブレイクをひたすら待つか、時間足を落として短期売買するのが無難です。

そんな難しい第四波ですが見極めのポイントとなる基準が一つあります。

それが今回のように上昇トレンドの場合は第四波の底値が第一波の高値付近に来るということです。

このことを覚えておくだけでも第四波をじっくりと観察して判断が可能になるのではと考えます。

第五波

基本的に第四波の高値を目指す動きをするのが特徴です。

しかし多くの第五波は中折れして皆さんが大好きな三尊天井を形成することも多いので、現実的にトレードする場合には第四波の高値に利確を設定することは危険です。

ただし上位足の環境によっても異なるので、本記事の画像のように第四波の高値を抜けて更にグングンと伸びていくケースも当然あります。

波動カウントのちょっとしたコツ

上の画像のように第四波と思われるペナントの大きさを見ると、第一波の前提となる中段持ち合いのペナントと同規模に見えます。

それに中期MAを下へブレイクする値動きも見せているので

「上昇トレンドが終わってしまったのかな。」

と考える人も少なくないと思います。

このようにエリオット波動のカウントがしづらくなってしまった時は、無理に第五波までカウントすることはやめて第三波で止めておきましょう

今回の場合で言えば、第四波と思われるペナントをブレイクした波を第一波と捉えてカウントし直すことでかなりチャートの見え方が変わってくると思いますので参考にしてみてください。

終わりに

ということで本記事ではエリオット波動の各波の性質と最後にエリオット波動を使って値動きを判断するときのコツを述べてきました。

今回の内容を参考にしていただくことで以前よりもかなりチャートの理解が進むのではないかと思います。

とはいえエリオット波動だけですべての値動きが理解できるわけではないので他のテクニカルを勉強したり、もっとも手っ取り早いのは僕も所属している波乗り道場に参加することかなと思いますので、ご興味がある方は思い切って道場に参加してみてはいかがでしょうか。