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FXで連敗した時に取ってはいけない行動と改善すべきポイントとは?

トレードで勝ち負けを繰り返すことは普通ですが「連敗は気になる…」という方も多いのではないでしょうか?

今回は、FXで連敗した時にこそ見直したい3つの行動

  1. オーバートレード
  2. リベンジトレード
  3. 大きなロットを張ったトレード

についてそれぞれの解説と改善方法についてまとめてみました。

1.オーバートレードは負けを取り返そうとする感情が引き起こす

悔しい人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

オーバートレードとは、トレードで負けた後に根拠が薄いトレードを繰り返してしまうことです。

トレードは「感情」が大きく影響します。例えば、

  • チャートを見ているときの期待感
  • エントリーするときの緊張感
  • 含み益や含み損を抱えるときの喜びや恐怖
  • 勝ち負けの後の高揚感や落胆感

など、これらの感情がさまざまなシーンで判断や行動に影響を与えてきます。

トレード以外でも、「職場でのプレッシャーやミスが原因で不安や恐怖感に襲われ、健康診断で控えるように言われていた酒をつい煽ってしまった…」のように、感情を抑えられず理性的な行動が取れなくなったという体験をした人も少なくないと思います。

特に、FXで連敗をしている時は「負けを帳消しにしたい欲求」から、感情が暴走し冷静さを失っている場合が多く、普段はエントリーしないような根拠が薄い場面でのトレードを繰り返してしまっている場合があります。

具体例を挙げると、

仮に「トレンドフォローでトレードしよう」と考えているとします。
普通にトレードをしていると「トレンドフォロー型のトレード方法では、エントリーできるポイントは比較的限られていている」ので

  • 5分足→1日に3回(各市場で1回づつ)
  • 1時間足→2日に1回
  • 4時間足→1週間に1回

などを目安にすれば良いという大体の基準を元にトレードを組み立てていきます。実際にはここから更にテクニカル分析やリスクリワード比率などの細かい分析をかけると、トレード回数はグッと減っていきます。

しかし、実際のトレードで感情が暴走していると「取り返そう」という気持ちが強くなり正常な判断ができなくなり、気付くとトレード回数が増えオーバートレードになっていることが少なくありません。特にFXを始めたばかりの人で多い印象です。

オーバートレードはトレード資金をあっという間に失う原因に成りかねないので、早い段階で対策を考える必要があります。

では、理性ではどうにもならないオーバートレードを防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

個人的には、トレードを終えた後の自分に対して「鉄の掟」となるルールを事前に課しておくことが必要だと思っています。私も自分なりにルールを課して日々トレードと向き合っていますし、他のトレーダー仲間もそれぞれ自分なりのルールを設定して取り組んでいるみたいです。
今回、「トレーダー仲間の鉄の掟」を聞くことができたので、一体どんなルールを課しているのか?私のも含め具体例を紹介したいと思います。

1-1.オーバートレードの改善案

道場生あーく
道場生あーく

勝ち負けに関係なく1トレードごとに、必ず記録を取って振り返りと見直しを行いクールダウンの時間を設けていました。その甲斐もあって、現在はオーバートレードをすることはありません。

トレーダー仲間のあーくさんは、トレードの再現性や確率論を大切にしているので勝敗に関わらずトレード日記を書いて反省しているそうです。もちろんメンタルコントロールの側面もあって、冷静さを取り戻すための時間としても活用されています。

道場生ほりん
道場生ほりん

ニューヨーク時間で負けたらチャートを即閉じして寝ます。ロンドン時間に負けた時も即閉じ、ディナーに全集中です!

また私のように相場からサッと離れることでFXでの感情を強制的にシャットダウンする方法も有効だと思います。

いずれもオーバートレードを防ぐルールとしてはシンプルなものばかり、というかこのくらい実行しやすい対策こそ有効に機能すると思います。

2.リベンジトレードは自信過剰が引き起こす

いらすとや 自信過剰 に対する画像結果

リベンジトレードは負けトレードの後にその損失を取り戻そうとするトレードのことで、大雑把な意味においてはオーバートレードと類似しています。しかし感情の面においては性質がことなると思います。

オーバートレードは根拠が少ない場面で多くのトレードを行って損失を招くのに対して、リベンジトレードは根拠が揃った自信のあるエントリーで負けた結果、ポジションを増やしてしまうような状態で、どちらかというとある程度の知識と経験がある中級者にありがちかなと思います。

また完璧主義が故にリベンジトレードの罠にはまってしまうケースもあるのではと思います。

私自身その傾向がありましてエントリーするときは必ず…

エントリー根拠一覧(ほりんの場合)

トレンドラインはブレイクしているか

ダウ理論でいうところのトレンド転換は起きているか

移動平均線はクロスオーバーしたか

ダイバージェンスが起きているか

多くの根拠を積み重ねないとエントリーできない反面、これだけ根拠を積んだのだから負けることはないと、今度は自信過剰になってしまいます。

そして、ポチった瞬間…1ミリメートルも巡行せずに逆行して損切になったこともあります(笑)

その時は、もう悔しくて「負けるはずがない!だっていっぱい根拠を積み重ねたんだもの!」って負けを認めることができず「そうだエントリーが早すぎたんだ!もう一発打って、損切りはさっきより上の高値にしよう…」といった感じで見事に確証バイアスにハマって往復ビンタを食らいました。

リベンジトレードはプライドとか自信(過剰)といった感情が影響している傾向が強いように感じるのでオーバートレードとは少し違う角度の対策が必要なのかなと思います。

2-1.リベンジトレードの改善手順

道場生あーく
道場生あーく

フォレックステスターなどで、徹底的に検証を行って手法の確信度を高めています

自身がトレード根拠としているテクニカルは、そもそも論として本当に相場に通用するのか?まず一度自分に問いかけてみてください。

基本的にトレードは勝つか負けるかの1/2の世界です。要するに勝率50%
そして、勝率50%で資金を増やしていくにはリスクリワード1:1以上が必須となってきます。

上記を根底に検証を行えば良いのですが「検証ってどれだけすれば良いのか?」という疑問が生じたことはありませんか?終わりが見えない検証を永遠に繰り返すのは苦痛でしかありませんよね(苦笑)

そこで私は、検証目安の一つとして大数の法則を用いています。
大数の法則によると勝率50%±5%以内におさまるかを確認するのに必要な試行回数は384回以上となっています。

つまり、一つの手法に絞って約400回ほど検証を行い、勝率50%±5%以内・リスクリワード1:1以上で資金が増えているのであれば、手法としての優位性が高く再現性があると判断することができるのです。あとは、その手法をリアルトレードで淡々と繰り返すのみ!

検証が楽しくなり確信を持ってリアルトレードに挑めるようにもなるので参考にしてみてください。

道場生ほりん
道場生ほりん

自分の手法は勝率何%?破産率は何%?1トレードの許容損失額は決めている?についてトレード前にきっちり決めています!

まず自分のトレード手法の勝率は何%で1回のトレードで許容できる損失はいくらで、更に破産率がどのくらいか答えられますか?

勝率70%で破産する確率

損失額を1トレードで証拠金の20%まで許容と設定

1トレードの損失が20%としたとき5連敗で口座破綻

この条件で破産する確率は0.24%

もしも上記の手法があるなら1回の勝負に固執せずとも、負けるときは潔く負けて次のチャンスをものにすれば利益は積み上がって行くという発想になりませんかね?

もし今自分が使っている手法の勝率、破産率が分からず、許容損失も決めていないという人は

  • 証拠金として使える金額の決定とトレード1回あたりの許容損失額の設定をする。
  • 破産率を計算する。(計算式が分からない場合はChatGPTに聞くのがオススメ)

といった感じで、リベンジトレードの対策は手法を固めて、資金管理の計画を立てるといった事前準備が非常に重要になってくると私は考えています。

3.大きなロットを張ったトレードは非合理的な感情が引き起こす

いらすとや ギャンブラー に対する画像結果

大きなロットを張ったトレードとは文字通りの意味で、1トレードあたりのロット数が大きすぎるトレードのことです。この行動も、損失を取り戻したい、プラス収益で終えたいという欲求から陥ってしまう行動の一つです。

また最近だとYouTubeなどのSNSで派手なトレードをしている様子を収めた動画などが散見され、そういった情報に触発されて実力も無いのに大きなロットを張ってトレードをした結果…大負けするケースなどもあると思います。

以下の行動は心理学で「損失回避の法則」投資の世界ではプロスペクト理論の名で知られ、人は損失を避けるあまり合理的判断に欠く傾向があるとされています。

  • 損失を取り戻した上、プラス収益にしたい
  • 1撃で100万円!みたいなインフルエンサーの真似をしたい
  • とにかく勝ち逃げしたい

とは言え絶対に大きなロットを張ってトレードをしてはならないということでは無くて、自分の身の丈にさえ合っていれば、むしろ限界までリスクを取らないと資金はまったく増えていきません。

では本記事で言う、「やってはいけない大きなロットを張ったトレード」とはいったい何なのか

  • 一発逆転を狙ってロットを張るトレード
  • 生活に困るほどロットを張るトレード

これらのことを指しており、一言でいえば計画性のなさを問題視しています。

ということで自分の身の丈に見合ったロット数とはどのぐらいのことを言うのか、また適正ロットをはるための心構えについても改善案としてご紹介します。

3-1.大きなロットを張ったトレードの改善案

道場生あーく
道場生あーく

なんのためにトレードしているのか、目的をはっきりさせています!

トレードを行うことはリスクでしかありません。自分の大切なお金が無くなるかもしれないという感覚を持って相場に臨む必要がありますし、なんでも良いのでトレードを行う明確な目標が必要になると思います。

あーくさんの場合

株式などでポートフォリオを構築する資金を得るための一つの手段としてFXトレードを行っている。
目的はポートフォリオ構築なので、FXトレードには許容できるリスク以上さらさないと決めている。

このようにトレードを行う目的を明確にすることでリスクを必要経費として考えることができます。また定期的に自身の資産状況を見直して余力資金を把握することで、現状の自分に最適な許容ロットやリスクにさらせる資金も見えてくるのではないのでしょうか。

道場生ほりん
道場生ほりん

自分が持っている全資産の内、何円までトレードに使えるのか把握しています!

ここで言う全資産とは財布の中身と銀行に預けている貯金などの現金のことです。

また私が考えるトレードに使える金額の算出方法は以下の通りです。

毎月の給料から以下を差し引いた金額

食費、水道光熱費、家賃など生活費

年金、車両税など税金

貯金として残しておきたい現金

要するに無くなっても差支えのない金額はいくらなのか自分なりに考える必要があります。その上でトレード手法の確立や勝率と破産率を把握すれば最強です!

例えば月に1万円まで証拠金としてFXに使える場合のロット数は


手法の勝率が70%

1回のリスクは20%を許容

通貨ペアはドルストレート

損切り幅10pips

とした場合の適正ロット数は0.14になります。


このように自分の身の丈にあったロット数は条件設定を行って初めて求められる数値です。

何回も口座を溶かして悩んでいる方は具体的に自分が失っても大丈夫なお金と、1回のトレードで許せるリスクを把握することから始めて、その上で大きなロットを張ったトレードを行うようにしてください。

まとめ

最後にFXで連敗した時に取ってはいけない行動についてもう一度おさらいしておきましょう!

①オーバートレードはシンプルな鉄の掟を作って防ごう!

道場生あーく
道場生あーく

勝ち負けに関係なく1トレードごとに、必ず記録を取って振り返りと見直しを行いクールダウンの時間を設けていました。その甲斐もあって、現在はオーバートレードをすることはありません。

道場生ほりん
道場生ほりん

ニューヨーク時間で負けたらチャートを即閉じして寝ます。ロンドン時間に負けた時も即閉じ、ディナーに全集中です!

②リベンジトレードは事前準備を重視して防ごう!

道場生あーく
道場生あーく

フォレックステスターなどで、徹底的に検証を行って手法の確信度を高めています!

道場生ほりん
道場生ほりん

自分の手法は勝率何%?破産率は何%?1トレードの許容損失額は決めている?

についてトレード前にきっちり決めておく!

③大きなロットを張ったトレードは計画性を発揮して防ごう!

道場生あーく
道場生あーく

なんのためにトレードしているのか、目的をはっきりさせています!

道場生ほりん
道場生ほりん

自分が持っている全資産の内、何円までトレードに使えるのか把握しています!

FXトレードで負けや損失をなくすことはできませんが、連敗した時に取ってはいけない行動で無駄な負けや損失を防ぐことは可能です。

特に実弾トレードを行う前に手法を確立するとか、許容損失額を決めておくなど事前準備や計画性を持ってトレードに臨めば想定外の事態を抑えることができます。

想定外の事態を減らすことができれば、感情の乱れによる無駄な連敗を未然に防ぐことができるので、この記事を参考に自身に合ったFXで連敗した時に取ってはいけない行動と改善方法を構築してください。

それでは!