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FXの基本!環境認識と教科書的な値動きについて

FXの基本は、長期足で環境認識を行い、下位足でエントリーポイントを探る

という事になるかと思います。

決して今の価格から上下を当てるのではなく、流れが反転するポイントを狙い撃ちする為に待ち続ける方がトレードとしては簡単だと思います。

時間が経てば経つほどトレンド転換する可能性は高くなりますので、大きな流れが上昇だからといって、すぐにロングエントリーするようなトレンドフォローは難しいです。

トレンド転換からのトレンドフォローを狙って値幅を抜いていく方が大きく負ける可能性は少なると思っています。

長期足が上昇なのであれば、短期足が下落から上昇に転換するポイントを狙う方が楽ですし、逆張りと分かってエントリーするならば利確ポイントは直近高安値で抑えるなど工夫も必要です。

何にしても環境認識が最も重要であるという話になるのですが、環境認識自体はそんなに難しくありません。

まずは簡単な具体例を挙げていきたいと思います。

週足、日足で環境認識をする

週足もしくは日足で環境認識する事は重要です。

週足のローソク足1本の情報量には1週間分のデータが詰まっていますし、日足のローソク足1本の情報量には1日分のデータが詰まっています。

週足、日足の重要ラインがどうして強いのか分かって頂けると思います。

あとは単純にゆったりとトレードができるので兼業トレーダーに向いています。

車の運転でもスピードが上がれば難易度が高くなります。

ダウ理論による環境認識

環境認識で見るポイントは

  • 直近押し安値、戻り高値の位置。
  • 長期足レベルでのチャートパターン
  • チャネルが引けるならチャネル もしくは  切り上げ・切り下げライン
  • 親波に対して、FIBOレベルがどの位置にあるのか。
  • 前日ないし前週のローソク足の形状

その上でFXの教科書的な流れを把握しておく事。

  1. 最初にトレンドラインが割れる。
  2. 次にネックラインが割れる。
  3. 戻りが入る。
  4. 正しいリスクリワードに基づいたポイントで利確する。

戻り候補としては、

  • ネックライン
  • ブレイクしたトレンドライン
  • MA
  • 波乗り波動論におけるエントリーポイント

いずれに戻るかは分からないので流れを見ながら下位足でエントリーポイントを探ります。

それぞれのエントリーポイントで分割エントリーしても良いでしょう。

トレンドラインブレイク、ネックラインブレイクで、エントリー根拠の2つは揃うので、もう1つ何かしら条件が整えばエントリーはできます。

高く売って、安く買う

ダウ理論より重要な点が『高く売って、安く買う』という事。

では高い安いは何で判断するべきかというと、レートではありません。

レートを基準にして高い安いを判断すると『ネックラインはまだブレイクしていないけど、ネックラインをブレイクしそうだから、今のうちからエントリーしよう』のような、だろうエントリーになりがちです。

ネックラインを基準線にするのであれば、ネックラインのちょっと上は【安い価格帯】であり、ネックラインのちょっと下は【高い価格帯】なのです。

もしくは親波を基準にするべきでしょう。

下図は8月1日時点でのBTCUSDのチャートです。

まずは日足から見ていきます。

今、紫色のトレンドで下落余地があるのか、緑色のトレンドでトレンドのエネルギー分下落して完成しているのか見極めている所ですが、どちらにしても一旦調整中の場面になっています。

紫色のエネルギーで下落余地があるのか?

ただし、トレンドライン自体はブレイクしている。

もしくは緑色のトレンド分下落して完成しているのか?

どちらにしても一旦調整の上昇中。

次に1時間足。

1時間足では上昇に対して下落している。

左側の上昇の波が親波となっています。フィボナッチリトレースメントのネックラインにあたる0.764を割ったので親波確定。現在は【価格が高いエリア】となっています。

調整波なので利確ポイントは慎重に決めましょう。

候補としては、

  1. 上昇のフィボナッチリトレースメント値0.618。
    トレンドのエネルギーも0.618と重なっている。
  2. 1時間足レベルの三尊のエネルギー(紫色のライン)親波のフィボナッチレベルの0.5(半値付近)。
    下落の子波の1.618~2.00のゾーンにもなっていて、日足の20MA(緑色のMA)にも重なりそうなポイントになっている。
  3. 親波のフィボナッチリトレースメントの0.236
    フィボナッチリトレースメントで引ける下限のネックライン。

この辺りで選ぶと良いと思います。

ちなみに、親波ですがちゃんと決められたエネルギー分、最後上昇して下落しているのが分かりますか?ヒントは親波に引かれた黒いラインです。

自分はこの黒いライン分は最低動くと考えてトレードしています。

まとめ

FXは非常に素直な値動きをします。

止まるポイントでは一旦止まりますし、抜けたラインやMAにはリテストをつけに戻りにいきます。

相場の決められたエネルギー分動きますし、そのルールが達成するなり否定されるなりすると、値動きは反転していきます。

インジゲーターに頼ったエントリーをするのではなく、ダウ理論に則った【教科書的な値動き】をまずはマスターする事に意識を向けましょう。

ちなみにですが【波乗り波動論】はもっとシンプルです。

各々得意な形の【安定点】を見つけて正しいリスクリワードでエントリーするだけなので、誰でもできる手法だと思っています(もしかすると、波乗り波動論こそがFXの基本型なのかもしれません)。