前回・前々回の記事でFXとスポーツが似ていると言った話をさせていただき、ブルーロックと言う漫画(アニメ)でゴールへの方程式がある様に、FXにおいても利確までの方程式があるとお伝えさせていただきました。
前回記事
前々回記事
今回は、FXにおける利確までの方程式について深掘っていくとともに、道場生の僕が感じている「波動論における方程式とは何か?」についての見解を述べていきたいと思います。
利確までの方程式と聞いても、相場はランダムに動いているのだから予測などできるはずがなく、方程式なんてあるはずないと思う方も多いかと思います。
ランダムウォーク理論を勉強された方であれば、「相場はランダムなのだから方程式なんて…。」と反論されるかと思います。
しかし極端な話、ランダムってあり得ると思いますか?
ランダムと言うことは、次の瞬間大暴落したり、急騰する可能性もあり得ると言うことです。ランダムな訳ですから何が起こっても不思議じゃないんです。
でも、それってリアルな肌感的にあり得ると思いますか?恐らくないと感じる方がほとんどだと思います。
つまり、実際に相場を見てみると現時点でドル円が130円付近を水準しているのに、明日突然400円になることはまずありえない、ということです。
チャートを見ていると、相場には何かしらの連続性がある事がわかります。これは因果応報と言うものなのか…事象には必ず原因があるようです。
僕が所属する波乗り道場では、『相場はランダムではない』という考え方をベースに、ランダムでなければ全ての事は数値的に解決可能であるというヴィジョンを持ち、次の動きを予想していくトレードを行っています。
実際に相場は予想できるのか?
「予想できるのであれば、100%の勝率も出せるから誰でも儲かるじゃないか」とおっしゃる方もいるかと思います。
もちろんその通りで、実際のところ「トレードにおいて勝率100%の可能性は、0ではないが難しい」のは事実です。
ですがその一方で「勝率の高いところを厳選し勝負することで、勝率100%に限りなく近づける事は可能」だと考えます。
そして、この『勝率を100%に限りなく近づける行為が、方程式を見つけるということ』だと思います。
我々は日常的に常にこの考え方によって得をするように無意識に行動していると考えています。例えば、天気予報を見て雨の確率が80%の場合、野外でのBBQは避けようと考えると思います。80%の確率で台無しになる可能性がある訳ですからそれをリスクと考えて、敢えて野外を選択する行動を取らないのがリスク管理を考えた当たり前の行動だといえます。
しかし、相場においては天気予報のように簡単に勝率が分かる訳ではありません。
ですが不思議なもので、たくさん相場と向き合いトレードの練習をしている人や、長年トレードをしている人は「このチャートパターンならこのくらいの確率で勝てる」という直感のようなものがあると思います。
この「直感」のように、落とし込まれた手法を自分の中に持っていて、それを実際のトレードで正しく使うことができる、という自分の中の一連の勝ちパターンがあれば、利確までの方程式が組みあがっていると言えます。
そのようにして、負けないポイントをたくさん持っていれば、勝率100%には限りなく近づいていけるでしょう。
では波動論の方程式とはなんでしょうか?
実は、私も波動論を全て理解しているわけではありません。というのも、波動論の全貌を理解するには相当な時間がかかるからです。
波乗り道場の講師であるSHINNちゃんはこう仰っていました。
波動論の知識は知っているだけでは使えない、実際に道場で経験する事で「理解」することができる。
これは本当にその通りで、実際に道場で波動論を勉強して検証を行っていく過程そのものが波動論を本当に理解する為には重要だと感じます。
全貌は理解できていない事を前提に、敢えて現時点での僕から見た波動論に対する見解を述べると、
波動論とは3波目を見つけるための理論であり、
その上で最も勝率が高い場所でトレードする為の方法である。
といえます。
これだけ聞いても、実際にトレードが上手くなることはないと思います。
実際には、波動論を理解しそこに道場内で研究された分析(MA、方向性、乖離など)を組み合わせ、ベストなエントリータイミングを導き出す必要があるからです。
この「エントリータイミングを導き出すまでの方法」ひとつひとつが方程式であり、波動論を基準に方程式を組み上げていくと勝率を大きく上げていく事ができます。
波動論は言ってみれば、天気予報で晴れと出ている時に外でBBQをする様なものです。
もちろん雨意外にもBBQを邪魔する要素はたくさんありますので上手くいかないこともありますが、そこから更に原因を明確にすることでより精度の高い方程式をくみ上げる事ができます。
今回は、利確までの方程式の重要性、そして波動論の方程式への解釈を僕なりに解説してきました。
トレーダーとしては、利確まで明確になったトレード方法があることは大きな強みになります。
僕自身、「波動論でしか勝ってないのか」といったら嘘になりますが、おおよそ勝っているトレーダーと同じように独自の方程式を持っており、方程式が当てはまるタイミングでエントリーしてリスクリワードを管理しています。
波動論は基準が明確なので、自分で方程式を作ることが苦手だな~っていう方にもおススメです。波動論を学ぶ内に、自然と自分なりの方程式をくみ上げることが出来るようになり、いずれはその経験が聖杯へと進化していくはずです。
もし、まだ利確の方程式が決まってないなら、「波動論」学んでみても良いと思いますよ。