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【FX入門編】取引スタイルに合わせた注文方法をマスターしよう

こんにちは!波乗り道場生のこももと申します。

2021年6月に入門し、日々トレード技術向上に取り組んでいます。どうぞよろしくお願いします!

FXの注文方法には、様々な方法があります。ご自身のライフスタイル、または取引スタイルに合わせた注文方法を選択する事で効率の良い取引に繋がると考えます。

今回は基本の注文方法3つに加え、発注から決済までを自動で行える注文方法までを解説いたします。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。^^

基本の注文方法3つ

1.成行(なりゆき)注文

成行注文は、レート(価格)を指定しない注文方法です。

今すぐ取引を成立させたいときに行う注文で、注文を入れた時の時価で取引は成立します。

すぐに売買が成立するメリットがある一方、レートを指定できないため、相場の変動によって、スリッページ(注文レートと約定レートの差)が生じる場合がある事に注意が必要です。

2.指値(さしね)注文

指値注文は、あらかじめ希望の売買レートを指定しておく注文方法です(予約注文)。

現在レートより有利なレートを指定します。買い注文なら現在レートより安いレートを指定、売り注文なら現在レートより高いレートを指定します。「〇〇円以下になったら買い」「〇〇円以上になったら売り」

希望するレートに注文を入れておくことで指定したレートに達したら自動的に約定されるため、チャートを監視し待ち構えていなくとも取引を成立させることが出来ます。

デメリットとしては、指定したレート以上(または以下)にならないと約定しませんので、売買チャンスを逃してしまう可能性があります。

指値注文は、新規注文と保有しているポジションを決済する場合、どちらにも使えます。

<指値注文(新規でポジションを建てる場合)の一例>

例えば、米ドル/円の現在レートが130.90円(青横線)で、「130.50円まで下げたら買いたい」場合は、130.50円(赤横線)に指値注文を入れます。

レートが130.50円以下になった時点で約定されます。

「以下」と記載しているのは、スリッページの可能性があるからですが、自身の体感として指値注文を使う中で、ほとんどの場合130.50円と指定すればほぼ130.50円ピンポイントで約定出来ています。

(まれに起きる相場急変時のリスクは考慮する必要があります)

<指値注文(既にポジションを保有している場合)の一例>

例えば、米ドル/円の現在レートが134.10円(青横線)で、134.50円(緑横線)の売りポジションを保有の場合。

直近安値付近まで下げたら、133.60円で決済注文(利益確定)を入れたい場合は、133.60円(赤横線)に指値注文を入れます。

レートが133.60円以下になった時点で約定されます。

決済注文は保有ポジションの反対売買になりますので、売りを保有している場合は買い注文となります(買戻し)。

3.逆指値(ぎゃくさしね)注文

逆指値注文は、指値注文と同様にレートを指定する注文方法ですが文字通り指値注文とは逆で、現在レートより不利なレートを指定します。

「〇〇円以上になったら買い」「〇〇円以下になったら売り」

逆指値注文は、新規注文と保有しているポジションを決済する場合、どちらにも使えます。

新規注文は、〇〇円を越えたら更にレートが上昇しそうだから〇〇円より上になったら買いたい、〇〇円を割ったら更にレートが下落しそうだから〇〇円より下になったら売りたい等、トレンドフォロー時に有効な注文方法です。

決済注文は、想定が外れた際に指定レート以上の損失が広がるのを防ぐ役割があり、ストップロス(SL)注文、損切り注文とも呼ばれています。

<逆指値注文(新規でポジションを建てる場合)の一例>

例えば、米ドル/円の現在レートが130.70円(青横線)、青破線をブレイクした130.90円で買いたい場合は、130.90円(赤横線)に逆指値注文を入れます。レートが130.90円以上になった時点で約定されます。

<逆指値注文(既にポジションを保有している場合)の一例>

例えば、米ドル/円の現在レートが130.70円(青横線)で、130.55円(緑横線)の売りポジションを保有の場合。

青破線をブレイクした130.90円で決済注文(損切り)を入れたい場合は、130.90円(赤横線)に逆指値注文を入れます。

レートが130.90円以上になった時点で約定されます。

決済注文は保有ポジションの反対売買になりますので、売りを保有している場合は買い注文となります(買戻し)。

その他の注文方法

1.OCO(One Cancels the Other)注文

OCO注文とは、レートが上昇した場合と下落した場合を想定した2つの注文を同時に出す事が出来ます。

片方の注文が約定すると、もう片方の注文は自動的にキャンセルされます。

新規注文と保有しているポジションを決済する場合、どちらにも使える注文方法です。

新規ポジションを建てる場合の例:

「米ドル/円 現在レートが130円 → 131円になったら売り、もしくは129円になったら買い」

売り注文が成立すると買い注文は自動的にキャンセルされます。

保有ポジション決済の場合の例:

「米ドル/円 保有ポジション130円買い → 131円になったら売り(指値)、もしくは129円になったら売り(逆指値)」

指値注文が成立すると逆指値注文はキャンセルされます。

2.IFD(IF DONE)注文

IFD注文とは、新たにポジションを建てる際に、決済注文(利益確定または、損切り注文)を同時に出すことが出来る注文方法です。

新規注文が成立後、決済注文が有効になります。 新規注文 + 指値(利益確定)注文 or 逆指値(損切り)注文

例:「米ドル/円 現在レート130円 → 131円で新規買い → 133円になったら利益確定の売り(指値)、もしくは129円になったら損切りの売り(逆指値)注文」

3.IFO(IFD + OCO)注文

IFO注文とは、上記のIFD注文とOCO注文を組み合わせて注文する方法です。

新規注文が成立後、決済注文が有効になります。 新規注文 + 指値(利益確定)注文 + 逆指値(損切り)注文

指値もしくは逆指値のどちらかが約定すると、もう片方は自動的にキャンセルとなります。

例:「米ドル/円 現在レート130円 → 131円で新規買い → 133円になったら利益確定の売り(指値)注文、129円になったら損切りの売り(逆指値)注文」

IFO注文は、新規注文から利益確定と損切りの決済注文までがすべて自動で行われます。

4.トレーリングストップ注文

トレール注文とは、保有中のポジションの逆指値(損切り)注文の水準を自動でスライドさせる事が出来る注文方法です。

保有ポジションに対してレートが優位な方向へ動いた場合、逆指値注文が一定の設定幅で有利な方向へスライドしていきます。

トレンドが発生している局面で利益を確保しつつ、最大化する事が可能になる注文方法です。

まとめ

今回は、成行注文・指値注文・逆指値注文・OCO注文・IFD注文・IFO注文・トレーリングストップ注文について解説いたしました。

取引を始める際にはFX会社で扱っている注文方法とその操作方法についての確認、そして実際にお使いになるプラットフォーム上で実践に移る前にデモトレードなどで練習しておく事をおススメいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。これからも共に相場の勉強を頑張っていきましょう!^^

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