こんにちは!波乗り道場生のこももと申します。
2021年6月に入門し、日々トレード技術向上に取り組んでいます。どうぞよろしくお願いします!
移動平均線を使った売買サインには、「グランビルの法則」と呼ばれる世界的に有名な相場理論があります。
今回は、グランビルの法則について解説いたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。^^
グランビルの法則とは、米国のアナリストである「ジョゼフ・E・グランビル」氏が考案した、移動平均線の傾きや価格との乖離などから売買ポイントを判断する投資理論です。
その法則は、以下計8つの売買タイミングで成り立っています。
特に決まりはありませんが、グランビルの法則では200日移動平均線が最も信頼できるとしており、日足が基本になります。
移動平均線の期間が長くなるとダマシ(売買サインと価格が逆行する現象)を極力少なくすることが出来ますが、期間の長さに比例して売買サインは少なくなります。
買い①(新規買い)
移動平均線が横ばいまたは上向きに転じた時に、価格が移動平均線を下から上に抜けた場合の買いサインとなります。
グランビルの法則、4つの買いサインの中で一番早くに出現するサインで、下降トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆しています。
移動平均線と価格のゴールデンクロスと呼ばれます。
ここの買いは、移動平均線の傾きが下降から緩やかに横向きや上向きに転じてきているかがポイントになります。
移動平均線の傾きが下降中である場合は、一時的な上昇で終わる確率が高くなります。(売り②のポイントになりやすい)
買い②(押し目買い)
移動平均線が上昇中の時、価格が一旦下落し、移動平均線を下回った場合の買いサインとなります。
押し目買いのタイミングとなりますので、移動平均線が上向きになっている事を確認します。
一旦価格が押し下げられた事により、時間軸を下げると下降トレンドが発生している場合があります。短期の値動きに振り回されないためには、どの時間軸でどういう動きになっているか、狙っている時間軸と波のサイズを認識しておく事が大切です。
買い③(押し目買い-買い増し)
移動平均線が上昇中の時、価格が一旦下落し、移動平均線を下抜けることなく上がった場合の買いサインとなります。
移動平均線は上昇中、ここでの買いは買い乗せとも言われており、買い増しのタイミングになります。
移動平均線は価格の抵抗帯や支持帯の役割を持っているとされており、「移動平均線からの反発」と言われる値動きです。
買い④(短期買い)
価格が移動平均線から下に大きく乖離した場合の買いサインとなります。
移動平均線はそれまでの上昇から横ばい、下降へ緩やかに転じています。移動平均線までの戻りを狙った買いとなりますが、直近の値動きに対しての逆張りとなります。そのまま下降トレンド継続となる場合がありますので、タイミングを計るのが難しく難易度は高いと言えます。
※売りの場合は、買いとは逆のパターンとなります。
グランビルの法則はとても優れた分析方法ですが、単体で使うよりも他テクニカル分析と併用する事で、より精度の高いチャート分析が可能になります。
併用するポイントなど、また次の機会に詳しく書いてみたいと思います。
移動平均線の基礎知識
複数時間軸から値動きを複合的に考える
最後までご覧いただき、ありがとうございました。これからも共に相場の勉強を頑張っていきましょう!^^
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