こんにちは!波乗り道場生のこももと申します。
2021年6月に入門し、トレード技術向上に日々奮闘中です。どうぞよろしくお願いします!
今回は、転換のチャートパターンである逆三尊(ヘッドアンドショルダーズ・ボトム)と、ダウ理論に基本法則⑥の「トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する」に則ったトレンド転換シグナルを併せて買い戦略を立ててみたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。^^
相場が下落局面にある時に、下値を3度試したものの下降しきれない時に現れるチャートパターンで、下降相場の終焉を示唆しています。
3つの谷の真ん中が左右の谷よりも低くなっているものは、逆三尊(ぎゃくさんぞん) や、ヘッドアンドショルダーズ・ボトムとも呼ばれており、底値圏で現れた場合に強い抵抗帯を確認出来た事になり、下降から上昇へ転じる可能性を示すサインとなります。
ダウ理論基本法則⑥の考え方をベースに考案され広く知られているものに、トレンドは、押し安値/戻り高値を抜けるまでトレンド継続とする考え方があります(以下、ダウ目線)。
「押し安値」とは、高値を更新し た波の起点(安値)の事を指し、また安値更新した波の起点(高値)を「戻り高値」と定義されています。
ダウ目線による下降トレンドの転換シグナルは、レートが最後の戻り高値を越えた時点(A)で、一旦上昇トレ ンド終了と判断する事が出来ます。
ここでの注意点としては、まだ戻り高値を越えただけでトレンドは転換はしておらず、あく までも「転換の可能性」を示唆していると言う事です。
上昇N波動の完成(明確なトレンド転換したとの判断)は緑丸の時点となります。
下図は逆三尊のチャートパターンですが、ダウ目線の転換シグナルを伴っていると考えます。
レートが戻り高値を越えた時点(A)で、ダウ目線での下降トレンド終了サインと判断する事が出来、黄色で示した上昇波に対しての押し目買いを考えていく所になります。
更に逆三尊のチャートパターン形成を想定する事により押し目買い候補の目安として左肩に合わせて水平線を引く事で、逆三尊の右肩(仮定)を狙う事が可能になります。
転換のチャートパターンである逆三尊にダウ目線の転換シグナルを合わせる事により、下降波の下げ止まりサインの根拠が増え、トレンド転換の可能性が高くなると考えます。
米ドル/円 4時間足です。現時点を赤の縦線としています。
4時間足の逆三尊(現時点では仮定)を水色のラインで示しています。
レートが左側赤丸の戻り高値を抜いた時点で、ダウ目線は下(売り)目線から上(買い)目線に転換します。
次に戻り高値を抜いた波の起点が押し安値になり、押し安値を起点とした上昇波の押し目買いを考えていきます。
押し目買いをするには、上昇波に対する調整がどこまで入るのかの目安を付けますが、逆三尊の形成を想定とした場合、水色水平線(逆三尊左肩と同水準のレート)を押し目買いの候補と見る事が出来ます。
逆三尊右肩候補の水準(青四角で囲ったゾーン)にレート到達の確認が出来たら、時間軸を下げて細かくエントリーのタイミングを計ります。
利確目標は逆三尊ネックラインまでと同じ値幅分で考えます(E値)。
損切り(SL)は、逆三尊左肩の水準を下抜けた場合、エントリーの根拠である逆三尊形成の失敗と見て損切りを入れます。
ただし、ここでは上昇波の中に小さくN波動を形成(赤ライン)していますので、N波動のネックラインでの下げ止まりも考慮し、その下にSLを置きます。
この場合のリスクリワード比はおおよそ1:3となります。
では、エントリーのタイミングを細かく見ていきます。30分足です。
水色ラインで示しているのは4時間足の波形で、現時点のレートの位置は、三尊左肩(仮定)の水準となります。
30分足のダウ目線は緑色の波の起点である押し安値を割るまでは上目線です。この時点で、長期足(4時間足)と短期足(30分足)のダウ目線は揃っています。
逆三尊右肩候補である水色水平線付近での下げ止まりサインを見てエントリーを考えます。
今回は、安値切上げのダブルトップ・ネックラインブレイクを下げ止まりのサインとして買いを入れます。
今回は、チャートパターンである逆三尊にダウ目線の転換シグナルを合わせた場合の買い戦略について解説いたしました。
注意点としては、チャートパターンもダウ目線の転換シグナルも「現時点での解釈(可能性)」であり、値動きを保証されたものではありませんので、想定が崩された場合もまた、想定しておく事が必要と考えます。
ダウ目線の転換シグナルを伴った逆三尊と、伴わない逆三尊、どちらがチャートパターン完成の可能性が高いのかなど、過去チャートで確認してみるのも面白いかもしれません。^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。これからも共に相場の勉強を頑張っていきましょう!^^
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