FXで安定するためには「絶対に守ることができるトレードルール」が必要です。
そしてFXを安定させるトレードルールを作るには2つのポイントがあります。
- 感情をコントロールできるようなルールにする。
- チャートの監視時間を効率化できるルールにする。
それぞれ私のトレードルールも含めてまとめてみました!
トレードルールを設けていない人は、勝てもしないのに長時間チャートに張り付いて、トレード回数もやたらに多かったり、トレード記録を取っていないのでろくな反省もせず、結果的に口座を溶かす傾向が強いと思います。
今現在FXで安定して稼げないという方は、
- 資金管理
- トレード時間
- 相場状況
- エントリー方法
- 利確損切設定
- 記録
この6つの要素から複数を取り入れて、内容をシンプルにすることで効果的なトレードルールを作ることができます。
資金管理
初心者や負けている人こそ資金管理をシンプルに考えるべきです。
例えば「口座へ入金する額は全損しても大丈夫な金額」とするだけでトレードする時の感情がかなり安定します。
中級者からはトレード手法の勝率から破産率を算出して、1トレードあたりのリスク許容額からロット計算を行えたらベストです。
もっとトレードに慣れてきたらダランベール法やマーチンゲール法と言った有名な資金管理方法があります。
とは言え、難しいことを抜きにして簡単な資金管理ルールを決めるだけで、口座のお金を防衛できるようになりますので最初はシンプルなルールを1つ設けるようにしてください。
トレード時間
- サラリーマンなら夜9時から12時のニューヨーク時間
- 主婦なら朝9時から夕方4時までの東京時間、ロンドン時間初動
などチャートを見る時間を限定することがオススメです。
チャンスがあればいつでもトレードするといったメンタリティだと、チャートが気になって仕事に支障がでてしまいますよね。
そもそも小遣いUPが目的なのに、トレードが本業の邪魔になっていては本末転倒ですので、チャートを見る時間はしっかりと区切りましょう。
また監視時間を絞ることで時間帯ごとの値動きの癖が分かってくるので良いことしか無いと思います。
相場状況
「トレンド相場で順張りトレードのみを行う」みたいな感じで、自分がトレードをする相場をザックリ決めてしまうことをオススメします。
他にもトレンド転換局面で逆張り、レンジ相場でサポレジ付近からエントリーなども可能です。
人それぞれ得意な場面を選択すれば良いと思いますが、初心者や勝てていない人は1つの相場状況に的を絞って、まずはルールを決めるようにしましょう。
「そんなことしたらチャンスが少ないじゃん」と思うかもしれませんが、それこそ負け組思考です。
それぞれ相場状況によってトレード戦略が違うので一つ一つ身に着けていくことが、小遣いUPには重要です。
エントリー方法
ダブルボトム、三尊などのチャートパターン、高値安値の更新をサインとしたブレイク、ハラミ足や宵の明星などのプライスアクション様々ありますが、やはりこの中から一つに絞ってエントリー方法も決めてしまうことをオススメします。
初心者や勝てていない人に私が個人的に推奨するのはブレイクエントリーです。
なぜかというと一番分かりやすいからです。
他のエントリー方法はチャートに慣れていないとエントリーサインとして発見できないのですが、ブレイクに関しては小学生でも理解できるくらいシンプルな方法ですので私も愛用しています。
それにテクニカル的に言ってもブレイクアウトは執行足レベルのトレンド確定なので優位性の高いエントリーになるからイチオシなんですよね。
利確損切設定
損切10pips、利確20pipsと定量的に決めても良いですし、高値安値をベースとしたチャート波形で決める方法もあります。
またフィボナッチレベル38.2%、23.6%に損切、138.2%~161.8%に利確といったN値を元にした方法でも差支えありません。
一番分かりやすいのは定量的な利確損切の設定方法かもしれませんが、テクニカル分析を基本的なトレード手法としているなら値動きの意味を根拠に利確損切の設定を行う方が自然かなと個人的には思いますので、高値安値を根拠にするか、N値を基準にするのがトレーダーとして成長もできてオススメです。
いづれにしても利確損切の設定方法を1つ選んで、トレードの度に損切は必ず置くようにしてください。
記録
エントリー日時と曜日、通貨ペア、ロングorショート、テクニカル要素(移動平均線クロスオーバー、MACDダイバージェンスなど)
この程度の内容で簡単にエクセルやノートに書くだけでもトレード結果を後々振り返ることができますよね。
連敗の原因を洗い出せたり、勝ちトレードを考察して勝率UPを図ったりと活用は様々できるので、積み重ねていけばトレード人生の宝になると思います。
他にも活用方法があってトレード仲間からの受け売りですが、トレードで負けた後の熱くなった感情を記録を付けている間に落ち着かせることができると言うことでメンタルコントロールにも役立ちます。
トレードルールを作るための要素について概要を述べましたので、ここからは実際のトレードルール作りについて、私の例も公開しつつ解説します!
損切を連発してメンタル崩壊…ナンピン、ドテンの嵐で口座破綻…みたいな感情任せトレードをした人も少なく無いのではないでしょうか。
トレードにおいて感情をコントロールできないと小遣いをUPするどころか財布の中が寂しくなる一方ですよね。
負けトレードはもちろん連敗したときは誰しも感情的になってしまうもので、私自身も口座を溶かした経験はないですが、脳汁が出まくって何万円もの大損失をしたことがもちろんございます(笑)
そこで私は感情をコントロールするトレードルールとして、
東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間それぞれエントリーは1回まで、勝っても負けても1日3回しかトレードをしません!
このトレードルールを自分に課しているので、損切りしたあとのメンタルがどうこうではなく、そもそも強制的にトレードストップできますので、今は変に損失を積み重ねることは皆無になりました。
とは言え負けた後にしばらくチャートを見ていると、やはり悔しさが募って気分は良くないので、
勝っても負けても1トレード終わったらPC画面を最低1時間は見ません!
というルールも加えて工夫しています。
また証拠金の増減がメンタルに強く影響しますので、
スタートの入金を10万円と決めて1トレードのリスクは5%と決めています!
私のトレード手法ですと勝率が45%程あり、リスク5%にした時の破産率が1%未満という試算が根拠となっています。
「感情をコントロールする」って言葉では簡単ですが、いざとなると抑えることが難しくて、つい衝動的な行動を取ってしまうことは誰しもあると思います。
そのため感情的になる前の水際対策が、最も簡単で効果があると思います。
オススメの感情コントロール系ルール
トレード時間 | トレード回数の制限、トレード後しばらくチャートと距離を置く |
記録 | トレード毎に記録を取る |
資金管理 | 証拠金(口座入金額)の上限額を失っても構わない額にする |
初心者や勝てていない人はチャートに長時間張り付き気味で、その結果として相場の全てがチャンスに見えてしまうんですよね。
私もそうでしたし、今もつい長い時間チャートに没頭していると方向感が分からなくなって「なんでココで打ったん?」と反省することがしょっちゅうです。
なのでFXでも基本を忠実に、初心に回帰して、
「トレンドが出ていたらトレンドフォローを徹底する」
これが結局のところ利益が積み上がっていくし、トレンドが出ていなければチャートなんか見ずに家族団欒を楽しんだり、趣味に没頭できるので有意義に時間も使えると思うんですよね。
またFX界隈でよく言われる「第3波を狙いましょう」という謳い文句もフル無視して良いと考えています。
なぜかというとトレンド転換初動を狙いにいくトレードであり、直近のトレンドからすると逆張りでエントリーすることになるからです。
要するにリスクが高い局面ということで、我々のような素人が狙うべきポイントでは無いと思いませんか?
なので私は効率よく相場と付き合うトレードルールとして、
朝8時、夕方3時、夜8時にチャートを開き、1時間足レベルのトレンドが出ている相場状況であれば監視を開始します!
もしもトレンドが出ていなければ、その相場は無視して画面即閉じです。
トレンドが発生しているのであれば節目の高値安値にレジサポラインを引いて、
レジサポラインまでリトレースを待って、5分足の高値安値を更新確定した後のブレイクアウトでエントリーします!
エントリーしたらすかさず損切の設定を行います。
私は相場の波形を重視してチャートを見ているので利確と損切の設定も波形に準じて決めるようにするので、利確損切の設定方法は、
エントリー執行足の暫定高値安値の少し下にストップロスラインを置き、更新されるたびにトレールしてできるだけ引っ張ります!
いわゆるトレード手法の部分ですが、ここで一番お伝えしたいことは「こうなったらこうする」を自分なりにはっきり決めておくことの重要性です。
シナリオとも言いますが、自分の中でトレードする形のイメージができていれば、シナリオ以外の相場は全て無視すれば良いだけですので無駄な損失と時間経過を避けることができます。
とにかくトレードはお金を増やし、より充実した生活を送るための手段ですから、私のルールくらいシンプルで、かつ言語化しやすい自分なりのルールを作ることで効率よくチャートと向き合えると思います。
オススメの時間効率系ルール
相場状況 | トレンドフォロー、トレンド転換狙い、レンジ相場で逆張りなど得意相場だけを狙う |
エントリー方法 | チャートパターン、プライスアクションなど自分が分かりやすい方法を選択 |
利確損切設定 | 値幅定量または、高値安値やN値をベースとした波形で設定する |
FXで安定した勝利を上げて稼ぎ続けるには絶対にトレードルールが必要です。
トレードルールがないと感情に流されて、闇雲にエントリーしてしまうことになりかねませんし、大切なお金をFX口座という名の焼却炉へ燃料をくべるが如く失いかねません。
ですから本記事で述べてきたように感情をコントロールすること、チャートの監視に割く時間の効率化を要点としてトレードルールを作っていただければと思います。
またトレードルールの中身としても6つの要素もお伝えしましたので、ぜひ参考にしていただき自分だけのトレードルールを構築して、私と一緒に小遣いUPを目指して頑張りましょう!
それでは!!