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FXで勝率UP!プライスアクションの基礎【ピンバー編】

お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。

今回はプライスアクションの中でも特に注目されているピンバーの解説です。

ローソク足を見ている世界中のトレーダーたちが絶対に見ているテクニカル指標であり、この記事をご覧の皆さんも普段からピンバーを活用してトレードをしていると思います。

しかし改めてピンバーの意味を調べたり、定義づけや基準を作っているトレーダーは案外少ないのではないでしょうか。

そこで本記事ではピンバーがどのようなローソク足なのか知らない初心者はもちろん、ピンバーを使っているけど深ぼっていなかったな、と自覚のある経験者の方とピンバーについて学んでいきたいと思います。

ヒゲが実体の2~3倍あるローソク足

ピンバーの定義と基準を説明していきます。

まず定義ですが、ピンバーという名称の由来は童話「ピノキオ」からと言われています。

ピンバーの長いヒゲを、ピノキオの鼻に見立てているそうです。

この定義については諸説あるそうですが、次に説明する基準を考える際に「長い鼻」を想像していただくと「良いピンバー」を探せるようになると思います。

それでは下の図をご覧ください。

(図1)4時間足

このようにヒゲが実体の二から三倍以上あり、なおかつ実体の位置が先端に近ければ近いほど「美しいピンバー」イコール良いピンバーであり、まさにピノキオの鼻のようだと言えます。

そして美しいピンバーほど相場参加者であるトレーダーに意識されやすく「効きやすい」とも言えるのです。

ピンバー = ロールリバーサル

それではピンバーを更に理解するために(図1)を下位足で細かく値動きを見ていきます。

(図2)5分足

上の図を見ていただくと、短期的な下降トレンドの「最後の戻り高値」をブレイクする値動きが発生したことが分かると思います。

更に安値も確定し「安値の切り上げ」が発生したので短期的なトレンド転換(ロールリバーサル)が成立しています。

要するにピンバーとは短期的に、反発した方向へ価格が推移することを示唆するプライスアクションと言うことです。

また二本のローソク足を合成した「ツーバーリバーサル」も実はピンバーと言い換えることができます。

そしてピンバーというプライスアクションが持つ意味をもう少し考えてみると、トレンドの転換点であることから(図2)のように短期下降トレンドの場合「売り勢力の利確と新規買い勢力によって価格が押上られ、今にも大量の損切りを巻き込もうとしている」と解釈ができるので、もしもこの時点で自分が売りポジションを持っていたとしたらどうでしょうか。

きっと不安や焦り、恐怖の感情が沸き上がってくると思います。このことからピンバーは「ネガティブなプライスアクション」であると言えるので、トレンド中に現れた場合はいったん流れが中断されるかもと警戒できるようになります。

エントリートリガーに最適

ピンバーが相場に現れるとネガティブな雰囲気が漂うわけですが、そもそもトレーダーとは「待つ」ことと同じくらい「メンタルコントロール」が大切だと言われています。

そのためトレードで勝つためにはこの相場に漂うネガティブを逆手にとって利用することが肝心になります。それはどういうことか、下の図をご覧ください。

この図は大きな上昇トレンド中の押し目を下位足で見ています。

押し目は短期的な下降トレンドであり、下位足レベルでデイトレーダーやスキャルパーが売り注文を仕込んでいる可能性があります。

要するに大きな流れに対しては逆張りトレードです。

そして、しばらくすると短期下降トレンドの売り勢力がポジションを閉じたり、新規買い注文と共に短期売り勢力の損切りを伴ってロールリバーサルが発生した。

これが押し目の中のストーリーです。

では上位足に切り替えて見てみましょう。

すると押し目の最後はツーバーリバーサルになっています。

確かにピンバーはネガティブなプライスアクションですが、この場合は逆張り勢力に対する感情であって、大きなトレンドに対して順張りで目線を固定しているトレーダーにとってはむしろ「ポジティブなプライスアクション」と一転するのです。

波乗り道場でも推奨されているのが順張りトレードであり、大きなトレンドに対する押し目買い、戻り売りが基本だと指導を受けます。

そしてエントリーする時は短期的に逆張りでエントリーすることになるのですが、この時ピンバーが現れてくれたらどうでしょうか。

上記で述べてきたピンバーの意味を知れば自信を持ってクリックできそうですよね。

ピンバーで値動きを想像しよう

今回はプライスアクションの基礎としてピンバーを解説しました。

ピンバーは環境認識からエントリーするまでのテクニカル指標として非常に幅広く使えるプライスアクションです。

本記事を読む前からピンバーを意識していた人は多いと思いますが、ピンバーの持っている意味を知った上で使えば、ただ機械的にピンバーが出たからエントリーするといった姿勢より、更にトレードの精度があるのではないかと思います。

ぜひ皆さんもご自分のチャートからピンバーを探して、下位足の値動きなども想像しつつトレードに活かしてみてください。