こんにちは!
今回は環境認識における<波の否定>という部分についての記事を書かせていただこうと思います。
エリオット波動を用いて「押し目もらった~!!」と言い放ち、第3波を取りに行こうとして、真逆に波が伸びてしまった経験をしたことがある人も多いと思います。
そんなときこそ波の否定の概念を知ることで、環境認識の幅が広がり、戦略の幅も 広がっていきます!
フィボナッチリトレースメントを使ってN波動の3波を取りに行く人も多いと思います。
そんな時、自分が1波だと思った波動にフィボナッチを引いた100%のラインは、同時にどこかの波動の200%のラインでもあります。
上位足で見れば連続した強い陽線(陰線)だったとしても、下位足で見ればどこかで作られた波動のE値でもあるということです。
これを知っていると否定された後の波動が、逆方向に確度の高いポイントとして機能する局面を狙うことができます。
このような、青の上昇の波動が否定された後のオレンジの急落を1波として3波が形成されるパターンのように、大枠のフィボナッチ100%のラインを抜いた後の押し戻りや61.8、38.2で今までの流れを断ち切るような1波が出ると3波が形成されやすいです。
フィボナッチ61.8、38.2でエントリーし、フィボナッチ100%のラインで3回返されると一旦逆方向に波動が展開される場合が多いです。
これを頭に入れておくと、エントリーした後素直に伸びなければ損失が大きくなる前に早めに決済する判断をしたりすることもできます。
また、エントリー根拠としても使うことができます。例えばこんなパターンです。
このように、フィボナッチ100%のラインで3回返された青色矢印の1波となりうる急騰を否定する急落を1波として3波が形成されるパターンもあります。
ただ、どんな場合でもフィボナッチ100%のラインで3回反発したら一旦逆方向に波動が展開されるわけではないです。
いわゆる、アセンディングトライアングルやディセンディングトライアングルのチャートパターンや、MAがサポートレジスタンスとして自分に有利に働く方向にこれから今のレートに近づいてくる場合はフィボナッチ100%のラインを抜けてくれるパターンが多いです。
基本的にフィボナッチ100%のラインを抜けた後は押し戻しが浅く、比較的速いスピードで161.8まで到達します。また、フィボナッチ100%のラインはサポートレジスタンスとしても機能します。
このことを踏まえるとフィボナッチ100%のラインを抜いた後、時間が経過しても素直に161.8まで伸びず100%のラインを割ってきてしまったら早めに決済する判断もできます。
今回は波の否定という部分について記事を書かせていただきましたが、これは上位足での環境認識の際に使える内容だと思います。
しかし、5分足などのエントリー足ではあまり気にしなくてよい内容だと思います。なぜなら、そもそも上位足での良いポイント(3波に入りレートがこれから伸びるであろうというポイント)であるはずだからです。
5分足などのエントリー足で今回の内容を意識しすぎると早めに損切りした後、目的地までレートが伸びることもよくあります。
このことに気を付けてこれからも頑張って行きましょう!