お疲れ様です!波乗り道場生のほりんです。
今回は相場環境の把握やエントリートリガーとして活用できるインジケーター「移動平均線」の使い方として、僕のオススメ3選を紹介します。波乗り道場でも移動平均線は重要なインジケーターとして多くの道場生がチャートに表示して日々鍛錬を続けています。
FXを始めたばかりの初心者から、なかなか勝てないと悩んでいる方に必見の内容となりますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
まずは環境認識として移動平均線を使った分析方法を紹介します。
初心者の方でしたら200SMAと20SMAを二本だけチャートに表示することをお勧めします。なぜかというと理由は簡単で市場参加者の多くが使っているパラメータだからです。
この二本の移動平均線の見方は簡単で、例えば1時間足の200SMAは日足の20SMAに相当します。(もちろんピッタリではありません)
要するに相場の大きな流れは上昇と下降どちらなのか、日足へ切換えなくても1時間足を見ながら判断できるわけです。そして20SMAを見ることで1時間足の流れが上昇、下降どちらなのかを判断できます。
そしてこの二つを組み合わせると様々なトレード戦略を立てることが可能です。例えば波乗り道場ではトレンドに対して順張りでトレードすることを推奨しています。下図を見ながら説明すると「日足は上昇相場、200SMAに20SMAと価格が接触してから抜けた後、20SMAと価格が再び上昇に転じた時に買いエントリーしてみよう」と言った要領です。
基本的に大局に沿ったトレード戦略を考えた方が、短時間で大きな値幅が動く可能性が高いので効率が良いです。もちろん逆張りでトレードすることは可能ですが、もっと慣れて勝てるようになってから考えるべきことかなと、個人的には思いますので本記事ではあえて深くは解説しません。
次はエントリーする時のサインとして使用する方法を解説します。ここでも移動平均線の設定は200SMAと20SMAの二本をチャートに表示するのですが、エントリーする場合は環境認識よりも下位足で実行する前提で、今回は5分足を使った解説をさせていただきます。もちろん他の時間足でも使えますのでご自分のチャートに表示する時は好みの時間足を使ってください。
5分足にこの二本の移動平均線を表示させた場合、200SMAは1時間足の20SMAに相当するので、エントリーする時は5分足の20SMAと200SMAの方向が揃って、更に20SMAから価格が離れたポイントでエントリーすると確度の高いエントリーが可能になります。グランビルの法則で言うと2番と6番になります。
波乗り道場では更にリスクリワードの良いエントリー方法を学ぶことができますが、本記事で紹介させていただいた方法でも十分に利益を積み上げることが可能です。
平行なラインを価格の安値高値に合わせて引くチャネルですが、なかなか「効く」ラインを引こうと思うと難しいですよね。特にチャネルを使う場合、トレンドの把握はもちろん上下のラインで反発したらエントリーしたいと考えるものの裏切られることばかりです。
この原因は明確で「基準を持たずにテキトーにラインを引いている」からです。と言うことで本記事では移動平均線を基準にチャネルラインを引く方法をご紹介します。
ここでも200SMAをチャートに表示して、主に傾きとその角度に注目して見ていきます。上図のように200SMAが上を向いており、更に角度が合う値動きの波を見つけて高値と安値を結んだチャネルラインを引きます。
すると未来の相場でもトレンドが継続する限り、高値と安値がラインを意識して何回も反発する動きを見せてくれます。(下図は上の図を縮小したチャートです)
続いてチャネルラインに対して200SMAが明後日の方向を向いているパターンを見ていただきたいと思います。
下図のチャネルと上図のチャネルを比べると、200SMAと沿っていないチャネルは比較にならないほど反発する回数が少ないことが分かります。
なぜこのような結果になるのかと言うと、200SMAに角度がない時はレンジもしくはノントレンド状態を示しており、高値安値の更新が見られても一時的なもので、ほとんど反発せずにすぐラインを抜けてしまうわけです。
よってレンジおよびノントレンド相場では水平線やボックスで囲ってあげるのが適当かと考えます。
このように200SMAの向きと角度を基準にすることで市場参加者に意識されやすいチャネルを引くことが可能となります。
ただし非常に裁量要素が強く、下図のようにある程度の「抜け」は、その後の値動きと共に考慮する必要があります。
機械的にヒゲ先だけを狙ってラインを引けば良いわけではないので、本記事で紹介した画像を参考にして練習することをおすすめします。
今回は僕がお勧めする移動平均線の使い方を三つ紹介させていただきました。どの方法にも共通していることですが、相場の原理原則を非常にシンプルに捉えることができるものになっています。
しかしシンプルなものほど体系化された知識となっており、マスターするにはダウ理論をはじめとして相場に関する周辺知識も多少取り込んだ上で反復練習が必要になりますので、まずは本記事を何度も見返して練習を重ねていただければ幸いです。
また一人で取り組むことが辛くなった場合は切磋琢磨できるトレーダー仲間を求めて波乗り道場へ参加することもオススメですよ!