FXトレードにおいて確度の高いポイントを狙うために、多くの人が日々試行錯誤していると思います。
しかし、なかなか勝率が上がらなかったり勝てるポイントが分からないときに、意識すると結果が変わってくるような内容をお伝えできればと思います。
FXで勝つ為に、意識するポイントは実はそんなに多くありません。
まずはシンプルだけれど、とても役に立つポイントについてご紹介します。
ダウ理論を意識しよう!
FXのチャートはずっと同じようなパターンを繰り返しています。チャートにはトレンドというものがあり、トレンドが崩れるときも同じようなパターンになります。
ダウ理論を意識する際に、前回の押し安値戻り高値を見てみましょう。
この画像では、最高値を作った押し安値にオレンジ色の水平性を引いています。
オレンジ色の押し安値を下に抜く前に値ごろ感でショートを売ってしまうと赤矢印のように損切りに合う確率が高くなってしまいます。
逆にオレンジ色の押し安値の価格帯を下に抜けた後の戻しの青矢印だと利食いができる確率が高くなります。
このようにまずは、押し安値戻り高値を意識してみましょう。
三尊の右肩を狙おう
FXのチャートパターンで三尊はとても有名だと思います。しかし、どこで三尊が出たらエントリーしても良いのか分からない人もいるかと思います。
そこで、先ほどの押し安値戻り高値を意識したポイントで三尊を狙ってみましょう。
そして、三尊でも先ほどの押し安値戻り高値の説明と同じことが言えます。
ローソク足の本数を意識しよう
デイトレードをする際に、三尊の右肩、エリオットの3波が出るかどうかはローソク足の本数がとても重要になってきます。
デイトレードレベルで3波が伸びる可能性の高い波というのは、勢いのある1波である必要があります。
その勢いのある1波を見極めるのに、連続した強い陽線(陰線)で判断する方法があります。
あまりに長い時間をかけて作った1波は3波を形成しにくいため、ローソク足の本数を意識してみましょう!
FXにはその日のうちにエントリーから決済まで完結するデイトレードというトレードスタイルがあります。
そして、多くの人がこのデイトレードというスタイルでトレードされているかと思います。
取引する時間帯を決める
まず、取引する時間帯、チャートを見る時間帯を決めるということが大切です。
ある程度値動きのある時間帯に取引することでそれなりの値幅を抜くことができます。
逆にレートが動かないのにポジションをもっても、すぐに決着が付かず余計な含み損を抱えストレスが溜まるだけです。
トレードする時間を東京時間なのか、ロンドン時間以降なのか、人によって違うとは思いますが自分のスタイルに合う時間帯にトレードすることでトレードに一貫性をもたせることができます。
また、トレードしないと決めてある時間帯にはチャートを見なくてよいため、FXとの距離感を上手く保ちやすいです。
1日中チャンスが来ないかチャートをちらちら見ていたら疲れてしまい、結果に悪影響が出てしまいます。
まずは取引する時間帯を固定してみましょう!
利食いは謙虚に
FXのチャートは上下に行ったり来たりしながら進んでいきます。上位足でこのぐらいまではレートが伸びるだろうと思っても、そこに行くまでに下位足では波を打ちながら進んでいます。
FXはどんな値動きを見せてくるのか全く予想できないため、取れる値幅をさくっと狙いに行き逆行してくる前に利食いしてしまうことが大事だと思います。
謙虚に利食いしなかったことで大きな利益を得ることができた経験はみんなあると思いますが、どんなに自信があっても理不尽に思えるような値動きもよくあることなので謙虚に利食いを心がけましょう!
上位足の流れを確認する
デイトレードする際、下位足を見てエントリーするかと思いますが、上位足の流れに逆らって利益を得るのはかなり難易度が高いです。
であれば、わざわざ難しいことをせずに上位足の流れに逆らわないポジションを取ることを意識してみましょう。
上位足の流れを見る際、まずは日足と1時間足の200MAに逆らわないことを意識するだけで勝率が変わってくると思います!
FXトレードをするにあたり、自分の鉄板パターン、自分がどのようなポイントでエントリーするのか理解しておく必要があります。
これは、一見当たり前のようでとても重要なことです。
上位足でどんなポイントを狙うのか
まず、上位足でどのようなポイントを狙うのかを最初から決めて置くことがとても重要です。
損切りを連発して口座が大きく凹むのは、最初に下位足の形を見て環境認識を行うのが原因である場合が多いです。下位足で良いと思う形を見つけると、上位足がどうであろうがエントリーしないと気が済まない衝動に狩られてしまう経験はみんなあると思います。
しかし、下位足でどんなにきれいに波が展開していても、下位足での小さな波は上位足の大きな波に飲み込まれてしまいます。
そんなことはわかっていても、エントリーしたくて仕方ない人間はバイアスがかかり、利食いして○○円増えているイメージをし、謎の自信からエントリーして損切りにあってしまうものです。
そこで、そもそも上位足でどんなポイントでエントリーするのかあらかじめ決めておくことで無駄な損失を避けることができます。
まずは、自分が上位足のどこでエントリーするのか線で書けるようにしましょう。
下位足でどんな形なのか
次に、下位足の分析を行っていきます。上位足であらかじめ決めていたポイントに来ても下位足ではエントリーできる形ではないパターンも多くあります。
どのような形でチャンスになるのかは少し長い説明になるので、次の記事で深ぼっていこうと思います。
いつもどのようなポイントで負けているのか
結局いつも同じようなポイントで負けていることがほとんどだと思います。そしてその悪い癖に気づいて直していかないといけません。
過去検証では無意識のうちにチャンスではないと判断しスルーしている局面でも、リアルトレードではチャンスだと認識しエントリーしてしまっている局面はどこなのか。このような局面を自分で認識し、意識しながら過去検証すると、少しづつやってはいけないことを自分に刷り込むことができます。
鉄板勝ちパターンを追い求めてばかりでは、過去検証ではボコスカ勝ててもリアルトレードではなかなか口座が増えてくれません。
自分の鉄板負けパターンも研究してみましょう!
FXで勝つ為には、物事をシンプルに捉える事も重要です。
また、自分の鉄板パターンはどこなのかをあらかじめ決めておくことは、リアルトレードでの判断のブレを少なくすることが出来ます。
トレードを始めたばかりの人は、何も考えず色々なパターンでエントリーしてしまう人がなぜか多いです。
トレードに限らずですが、物事において考えなしに取り組むと結果が安定しないのは当然のことです。「守破離」という言葉がありますが、まずはこれだ!という自分のパターンを見つけ、それを徹底的に守ることが重要だと考えます。
成功に近道はありません、それはトレードにおいても同じです。
この記事が皆様のトレードに少しでも役に立てば幸いです。