FXでは低い値段で買い、高い値段で売るというのがセオリーです。
そんな鉄則がある中で利益を上げていくには、トレンドが転換した瞬間の少し怖いなと感じるタイミングでエントリーし、誰しもがトレンドが転換したと感じるタイミングでエグジットするというのが大切だと思います。
しかし、いざリアル口座でトレードしていると自分の大切なお金を失いたくないと思ってしまうと思います。すると無意識のうちに確実を求め、置きに行くような行動をとってしまい、トレンドが成熟しきったタイミングで押し目買い、戻り売りしてしまいがちです。
そんな行動を少なくし、相場の波に翻弄させないようにするためにも、今回はトレンドが転換した瞬間のタイミングを狙うという部分の内容で記事を書かせていただこうと思います。
そもそもですが、トレンドが転換した瞬間のタイミングを狙うといっても、上位足で強いトレンドが出ているときに下位足で逆張り的なトレードをするということではないです。
トレンドが転換したタイミングを狙いエントリーするとき、1つの時間軸で判断するのは強い根拠がない限りはかなり危険だと思います。
大きな流れに逆らわず、フラクタル構造的に上位足の3波の中の波を下位足で狙うという前提があってこそ、この題材の記事が大切になってくるのでそこだけ注意してください!!
まず、ダウ理論的なトレンド転換を確認するというのがとても大切です。押し安値、戻り高値で抑えられた波動を1波としても、基本的にその流れで3波は形成されない場合が多いです。
また、ダウ理論的なトレンド転換を待たずにエントリーするなら、ストップロスを広めに設定する必要があり、あいまいな位置で損切りすることになってしまいます。
すると、リスクリワードが悪くなるだけでなく、ストップをずらしたくなってしまう人もいると思います。
逆に、押し安値、戻り高値のラインを抜けた波動を1波とし3波をとりにいくと、そのラインが自分に有利に働く壁になります。
また、そのラインを基準として適切な位置にストップロスを置くことができます。
もう一つとても大事になってくるのが20MAです。
まだ20MAとの距離と今のレートが近く、20MAに角度が付いたタイミングというにはトレンドが伸びやすいです。
強いトレンドというのは20MAもそれだけ急角度なので、その角度でトレンドも伸びてくれます。
鮮度の高い20MAの反発を狙うのが肝です。
逆にトレンドが成熟しきってしまった後、20MAに反発したという理由だけでのエントリーは避ける意識を持つと多くの負けを回避できます。
今回は少し大げさに、(トレンド転換にいかに早く気づけるかが勝負のカギ)というようなタイトルにしましたが、こればかり意識しすぎるとポジポジ病を発症させ痛い思いをすることになってしまいます。
そこで、200MAに向かう波は避けるということをルールに加えることで無駄な負けを減らすことができます。
基本的に200MAに向かう波は調整波であるため、最初は200MAにロールリバーサルするまで待つと良いです。
最後に、当たり前かもしれませんが、真剣にチャート分析するということが大切です。
あまり集中できていない状態でチャートを見ると不思議なことに、トレンドが成熟しきった天井で買い、大底で売ってしまう回数が多くなってしまうんですよね。
まずは初心に帰って、集中してチャート分析することを意識していきましょう!!