お疲れ様です。道場生のほりんです。
今回はメンタルレジリエンス(精神自己修復)について述べてみたいと思います。
と言うのも今まさに僕自身がなかなか資金を増やすことが出来ず…悶々とする日々が続いています。
もちろん一年前から比べると勝率が上がってきているし、値幅を伸ばす握力も随分と上がってきました。
だけどトレード全体のレベルとしてはコツコツドカン型で、初期資金に対してトントンか現状は二から三割減っている感じで、その間をウロウロしています。
このような状態の中で頭をよぎる言葉が、「FXでは稼げないのではないか」です。
やはり雲を掴むような話なのではないのか、控えめに言っておとぎ話なのではないのかと不安にさいなまれる瞬間が断続的に訪れますよね。
そんなこんなでFXに懐疑心が芽生えてやる気を削がれたり、相場から一度退場することを決断するトレーダーは世の中に万といると思います。
そこで本記事ではFXに対する負の感情に襲われた時の、僕なりの心の癒し方をご紹介します。
別にFXに限ったことではなく、仕事や家事などに向き合う際も有効ではと思うのでぜひ参考にしてみてください。
僕がFXで負け続けてむしゃくしゃしている時に真っ先にすることが野良周りです。
野良周りとは簡単に言えば畑の様子を見に行くことです。
植えたばかりのトマト苗から脇目が出ていれば取ったり、苗の生育を阻害するイネ科の雑草が株元に生えていれば取り除いたりと作業をすることもあれば、虫が地を行きかう小さな営みをただただボーっと眺めてみたり、はたまた畑の脇の緑の絨毯へ仰向けに寝転がって空を眺めていると、地球の偉大さを感じて「俺ってちっぽけだなぁ」みたい気分になってFXでの一回の負けなんてどうでも良くなるので不思議です。
別に長い時間を自然の中で過ごさなくても体感としては十分、十五分くらいの短時間でもけっこうリフレッシュできると思います。
もしも僕が住んでいる田舎町のように近くに畑や大きな自然がなくても、窓を開けたときに聞こえる鳥のさえずりに耳を傾けたり、路地の掃き溜めで咲く名も知らぬ花の生命力に感嘆の念を抱いてみたり、都会にある小さな自然を意図的に探して浸ってみれば同じ効果が充分に期待できます。
大切なのは自然に生きる花や虫を介して地球に己を溶かすイメージです。
ガチ自然を求めて森や大海原へ出かけなくても、身近でより足元に存在している小さな自然を求める癖をつけておくと逆風に直面した時、エスケープできる材料に困らなくなると思います。
もちろん大自然にアクセスしやすいのであればそれに越したことはないですが。
またこのレジリエンスメソッドはグラウンディングと呼ばれている心理療法の一種なので「グラウンディング」でネット検索して自分に合った方法を探してみるのもお勧めです。
FXで使う手法やロジックは一貫していることが望ましいです。
今使っている手法で負けたからと言って、次々と手法を変えてトレードを行っていくとなぜ勝てたのか、逆に負けてしまったのか。
振り返っても得ることが少なく失敗に対する反省はもちろん改善もできなくなってしまいます。
このような理屈から手法やロジックは一貫した方が良いと一般的に言われています。
もちろん僕もそのように思いますので基本的に波乗り道場で提供されている「波乗り波動論」を根拠に日々トレードを行っています。
しかし時と場合、FXだったら相場状況によってだったり、自分自身のバイアスが掛かった値ごろ感でトレードした結果連敗を重ね、資金をジリジリと削ってしまうことがあります。
この状況があまりに長く続くと今使っている手法やロジックを信頼できなくなり、ひどい場合だと嫌悪感を抱いたあげく「聖杯探し」という負けトレーダーへの一歩を踏み出す可能性もあります。
ということで「聖杯探し」になるくらいだったら今使っている手法やロジックに「戻ってくる」前提で、新しい刺激を求めて異なる手法やロジックを学ぶことも時には正解だったりします。
ちなみに僕は週単位でトレードの結果を振り返るようにしているのですが、負けた週の土日は「新しい刺激」を求めて学び、翌週のトレードに活かしてみる。
するとたいていは気づきを得られて「波乗り波動論の理解が進む」という経験を何度もしました。
異なる手法やロジックを学ぶ時のコツは普段使っている自分のやり方を脳みその片隅に常に置きながら新しい刺激を取り込んでいくイメージをすると良いです。
すると普段使っている手法やロジックが拡張されてパワーアップしたり、逆に無駄が削ぎ落されてブラッシュアップしたりします。
まじめに一つのことにこだわり、囚われることで寧ろ脳みそが凝り固まって相場に対して柔軟な対応が取れなくなることの方が危険ですので、たまには脳みそをリフレッシュする意味でも普段使っている手法やロジック以外のものを一時的に取り込んでみてはいかがでしょうか。
最後に
今回はトレードに負けた時、うまく行かない時のメンタルレジリエンスを二つ紹介してみました。
メンタルレジリエンスはこれだけをやればOKという画一的なものでは無く、自分に合った方法を沢山持っていることが望ましいので、今後も道場ブログで少しずつ紹介させていただきます。