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【FX】ダウ理論を用いて初心者でも簡単にマルチタイムフレーム分析する方法

みなさんこんにちは。波乗り道場生のみやと申します。2021年4月に波乗り道場に入門し、0からFXを勉強中です。

FX初心者がぶつかる大きな壁が、マルチタイムフレーム分析だと思います。

私も理解するのに時間がかかりました。今回はマルチタイムフレーム分析を簡単にする方法をご紹介します。

マルチタイムフレーム分析(MTF)とは

複数の時間足をみてチャートを複合的に分析する方法です。

なぜ長期足から短期足を見て分析するかというと、長期足と短期足の方向が同じ順張りのポジションのほうが損切になりにくいからです。

日足は上昇トレンドでも1時間足では下降トレンドが形成中。

結局ロングなのかショートなのか分からなくなってしまうという方は多いと思います。

①自分の狙う値幅に適した時間足を知る

  • スイングトレード(保有時間1日~)なら週足・日足・4時間足か1時間足
  • デイトレード(数十分~1日)なら日足・4時間足・1時間足・5分足か15分足
  • スキャルピング(数秒~数分)なら日足・4時間足・1時間足・5分足・1分足

短期足トレードになればなるほど考慮すべき点が増え、難易度が上がります。

FXを始めたばかりの方は早く利益が欲しいあまり、短期足ばかり見てしまいがちです。しかし短期足トレードのほうが分析が難しいのです。

②ダウ理論を用いて長期足から分析していく

ダウ理論ではトレンドは明確な転換サインが出るまで続くと考えます。

上昇トレンドなら最後に高値を更新した押し安値を下抜けるまで、下降トレンドなら最後に安値を更新した戻り高値を上抜けるまでトレンドは続いていると見なします。

長期足→中期足→短期足の順番で分析していきます。

長期足になればなるほど、多くのトレーダーが意識しているので重要視されます。詳しい方法は後ほどご説明します。

③自分が狙う値幅に対して、マイナス要素がないか確認する

狙っている方向に上位足のMAや意識されている価格帯がないか確認します。

利確したいポイントより手前に上位足のMAなどが来ている場合は、反発してしまう可能性が高くなります。

半分利確して残りを伸ばすか、全て利確してしまう方が良いでしょう。

上位足の大きな流れを敵にしないトレードの方が損切になりにくく、建値撤退しやすくなります。

環境認識の例

①自分がトレードしたい時間軸の最上位足を見て下降トレンドなら戻り高値、上昇トレンドなら押し安値を見つけてラインを引く

この戻り高値を上抜けない限り、週足レベルでは下降トレンドとみなします。

②一つ時間軸を下げて下降トレンドなら戻り高値・上昇トレンドなら押し安値ラインを引く

日足でもこの戻り高値を上抜けない限り下降トレンドとみなします。なので執行足(自分がエントリーする足)で下目線に切り替わるポイントを探します。

③自分の執行足で押し安値を抜けたところからショートを狙う

上昇トレンドは押し安値を下抜けたら終了したとみなすので、上位足と下位足の方向が一致するポイントになります。

ちょうど三尊のネックラインになりそうな雰囲気もありますね。ここを下に抜けるようならショートを狙える。

上に行ってしまうなら日足の戻り高値付近まで上昇する可能性があるのでスルーしようと環境認識することができます。

もちろんその上昇をとっていけるトレーダーもいますが、上位足と逆張りになるので難しくなります。

まとめ

大きな流れを上位足で把握し、下位足でタイミングをとるというイメージです。

ダウ理論は基本中の基本なので、世界中のトレーダーが意識してトレードしています。戻り高値と押し安値を意識するだけで、簡単に環境認識できるようになります。

初心者のうちは、上なのか下なのか?どこで入れるのか?とチャンスを探しに行ってしまうので、良くわからなくなってしまうことが多いと思います。

段々慣れてくると、こうなったら買える、こうなったら売れるとチャンスを待てるようになってきます。ここまでは行くだろうけど買わない、ここまでは行くだろうけど売らないという様に「待つ」選択が圧倒的に多くなります。

もちろん逆張りが得意なトレーダーならそのような難しいポイントで勝てる人はいます。しかしわざわざ難しい場所でトレードする必要はありません。

自分の性格や生活に合ったポジションの保有時間を知るところから始めると良いでしょう。