お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。
今回はトレンドラインを引く時のコツについて述べていきたいと思います。
と言いますのもトレンドラインを使っている人は結構いると思うのですが、自分が正しくトレンドラインを引けているのか確信を持って使えている人はそう多くないはずです。
それに、もともこもないことを言えばトレンドラインを正しく引けたからと言って必ず勝てるという訳でもありません。
「じゃあ使えねーじゃん!」と言いたくなった方もいらっしゃるとは思いますが、そう慌てないでください。
本記事では今までトレンドラインの引き方に迷っていた方、勉強はしたけど使えないのではと疑念をいだいて使わなくなった方のためにトレンドラインを引く時の細かいテクニックと、そもそもトレンドラインは何のために使うのかを解説していきます。
まずトレンドラインを引くときの細かなテクニックというかルールをご紹介します。
それはズバリ「ひげ先に合わせて引く」です。世の中にはトレンドラインの引き方ひとつとってもたくさんの情報がありますよね。
ひげ先に引く人、実体に引く人、はたまた場合によってひげ先のときもあれば実体に引くこともあるみたいな感じです。
これだと何が正解なのか分からなくなって迷ってしまうのは当然だと思います。
そこで「ひげ先に合わせる」と決めてしまえば一切の迷いがなくなり、都度トレンドラインを引くときに再現性のある線引きが実現できるようになります。
トレンドラインを引くときに毎回同じルールで引き続ければ、今引いているラインが効いているのか否かが感覚的に分かるようになります。
それに場合によってこちらのヒゲが良いとか、それこそ実体に引くのが良さそうだとかプロトレーダー的なことを考えられる日も来ると思います。
そしてこのトレンドラインを引く訓練方法にも少し触れておくと、普段から過去相場にたくさん引くことをお勧めします。
それと重要なのがリアルタイムに動いている相場に引いて自分の引いたラインが将来的に効いているかを確認することです。
トレンドラインは近い将来ブレイクしてきたら一つのトレンドが終わって、その後トレンドの転換もしくは継続を占うものになりますので、一定のルールに乗っ取りラインを引き続けることで環境認識が楽になりトレード戦略もかなり立てやすくなると思います。
皆さんはトレンドラインって何のために引くものなのかご存じでしょうか。
はっきり言って初心者はもちろん勝てていない多くの方がトレンドラインに対して誤解し、陥っている病があります。
それは切りあがっている安値、切り下がっている高値があったらどこにでも「自称トレンドラインを引いてしまう症候群」です(笑)
そもそも論なのですが、皆さんのトレード戦略ってなんですか。
もし、この質問に答えられない人は一からFXの勉強をやり直しましょう。おそらく多くの方が「順張りトレード」とか「押し目買い、戻り売り」と答えると思います。
これはどちらも「トレンドに乗るトレード戦略」です。
ということはトレンドが出て初めて成立するトレード戦略なわけです。
なのに多くの初心者と勝てていない人はトレンドラインを引くとなったら、トレンドのことは一切無視してとりあえず高安の切り上げ切り下げで引いてしまうので、まったくトレードに活かすことができていないのが実状です。
トレンドラインとはトレンドが出て初めて引けるものであり、順張りや押し戻しトレードもトレンドなくしてはあり得ないと頭に叩き込むようにしましょう。
ちなみにトレンドラインと水平線を使うことで上の画像のようなトレードが可能となるので解説します。ということで下の画像を見てください。
まず四時間足の最後の戻り高値を勢いよくブレイクしたあと押しを付けて更に上昇したので、この時点で上昇トレンドが完成しました。
こうなって初めてトレンドラインを引きます。あとはトレンドライン付近に再度押してくるのを待って買いエントリーをすれば勝てるし儲かります。
とは言えトレンドラインは斜め線なので具体的な押しの価格を調べるには水平線の方が都合がよいです。
そして水平線を引くべき押し目の候補は、直近高値ともっとも深くて直近安値です。
更に左側の相場も見るのですが、今回の場合は四時間足で見ることができないので日足を見てみることにします。下の画像を見てください。
直近高値のライン付近に戻り高値があるのでヒゲ先と実体に引きます。
あとついでに日足の左側に見える最高値にもラインを引いて損切の目安も確保しておきます。
次にここまで出来たら一時間足にして押しの形を監視します。
その時の風景が下の画像です。
すると下降トレンドを付けて押し目候補の二番目のラインまで価格が指してきて、ついに反発しました。
この時点で下降トレンドにもトレンドラインを引いて抜けたらロングです。
そのままあっさりとトレンドラインをブレイクしたのでエントリーします。
指値は日足から引いてきた水平線とがフィボ123.6%ともほぼ重なる位置だったのでそこに設定し、逆指値は二番目の押し目候補ラインの下です。
結果は勝ちトレードでリスクリワードも一対一以上ある良いトレードができた相場だったと思います。
今回はトレンドラインを引くときのコツなどについて述べてきました。
本記事をお読みいただき、トレンドラインについての誤解が少しでも晴れたら幸いに思います。
そして知識はインプットしただけでは身につかないことを皆さんお分かりだと思いますので是非ご自分のチャートで百本、千本とトレンドラインを引いて自分なりの気づきを得ていただきたいと思います。