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FXで負けたくない人向け!勝率を上げるケーススタディVol.4【損切り編】

お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。

皆さんFXで勝率を上げたいですか。

やはり負けたくないとお考えのトレーダーさんが多いのではないでしょうか。

負けたい、負けることに抵抗が無いという人は極一部のプロトレーダーくらいで、僕たちのような底辺トレーダーでしたらできるだけ負けずに安定して稼ぎたいと望むのが普通かなと思います。

そこで大切になってくることがストップロスをどこに設定するのか、いわゆる損切りポイントをチャートのどこに置くのかということです。

このストップを置くということは非常に重要で、損切りが浅かったために自分のポジションを狩られてから価格が伸びていくという経験を誰しもしたことがあると思います。

ポジションが狩られて、そして伸びていく。

なぜこのような経験をしてしまうのか、

その答えは「圧倒的に検証が足りていない」そして「ほとんどの人が意識していないポイントにストップロスを置いている」この二点です。

今回は以上の二つを克服するための最適解として、過去チャートを使った損切りのケーススタディを三問出題しますので、ぜひ掲載するチャート画像とにらめっこしながら問題を解いてみてください。

第一問:この損切りは正しいでしょうか

上昇トレンド中の押し目の場面です。

MAもパーフェクトオーダーが完成し細かく値動きを見ていると青色の短期MAをローソク実体の陽線でブレイクしてきました。これはもう買うしかないのですが、この時のストップロスを赤色棒線部分の安値より二から三ピプス下に設定しました。

この損切り位置は適切でしょうか。

またはより優位性があるとしたらどのポイントでしょうか。

理由も含めて考えてみてください。

第二問:あなたはどこに損切りをおきますか

トレンド転換したかもしれない場面です。

下降の波を形成しながら、最後の押し安値を価格がブレイクしてきたので、この時点で目線は売り目線に切り替わりました。

少し時間が経過するとリターンムーブが発生し、長めの上髭をつけてローソクが確定したところで売りをしかけました。

この時あなただったらどこにストップロスを設定しますか。理由も含めて考えてみてください。

第三問:この損切りは正しいでしょうか

上昇トレンド中に押し目を付けてきました。

少し押し目の値動きが激しいので様子見を重ねてやっと矢印のポイントで買いエントリーを仕掛けました。

エントリーまでの流れから不安がよぎったため損切り位置を押し目の最安値に設定しました。

このストップロスは適切でしょうか、またはより優位性があるとしたらどのポイントでしょうか。

理由も含めて考えてみてください。

ここからは解答例です。

第一問:解答例

解答、正しくありません。

より優位性があるのは、前回の安値から二、三ピプス下の位置になります。なぜかというと、この損切りポイントを割ってしまうとトレンドレスとなり、その後の値動きしだいではトレンドが転換する可能性があり、完全にロングエントリーの根拠が崩れるためです。

また問題のストップロスを置いた安値は、まだ高値更新した起点の安値ではないため、「ただの安値=重要ではない安値」と多くのトレーダーが認識しているので損切りポイントとしては優位性が低いと言えます。

そして結果的に損切りになった場面です。

第二問:解答例

解答、前回の高値の二、三ピプス上に損切りを置きます。

第一問と全く同じ考え方になります。

ただし今回はショートエントリーになりますので、物事を逆さまにして考えるようにします。

前回高値を抜けた場合「最後の戻り高値をブレイクしトレンドレスとなった」と多くのトレーダーに認識されトレンドレス状態になって、その後の値動きによってはトレンド転換する可能性が出て、ショートエントリーの根拠が崩れます。

そのため前回高値にストップロスを置くことが最も優位性があると考えることができます。

またリターンムーブした上髭の上にストップロスを置いた場合は結果的に損切りになっており、このポイントと言うのは安値更新した重要な高値ではないため無視されたということになると思います。

第三問:解答例

解答、正しくありません。

ストップロスが深すぎるためリスクリワードが悪くなる可能性が大きいです。

ただし気長に利益確定できるメンタルの持ち主でしたら問題ないかもしれません。

しかし多くのトレーダーはそうではありませんので損切り位置をもう少し浅くする相場の見方を学ぶ必要があるかもしれません。

今回の場合は直近安値を付けた値動きをよく見ると逆三尊のように見えます。

そのうえ右肩にインサイドバーができていて、そこをブレイク後、更に更に小さなインサイドバーをブレイクしてロングエントリーしています。

この相場環境でしたら逆三尊の右肩で発生したインサイドバーの安値の少し下に損切りを置けば十分に優位性があると思います。

終わりに

ということで今回は損切り特集でケーススタディを三問出題してみました。

皆さんは何問答えることができたでしょうか。

今まで損切り位置に課題があったトレーダーさんでしたら本記事の解答で解説したように高安を抜けた起点の「重要な直近高安」にストップロスを置くだけでかなり勝率が改善するのではないかと思います。

とはいえ僕の解答例が普遍的な相場における「答え」ではありませんので参考程度に止めていただけると幸いです。

やはり大切なことは、皆さんご自身でチャートと睨めっこして、ああでもないこうでもないと言いながら自分なりの答えを導き出しトレードロジックを完成させることだと思いますので是非、本記事を参考に過去検証をしてみてください。