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インジケーターZigZagを活用してダウ理論・エリオット波動を簡単に理解するコツ

こんにちは。波乗り道場生のみやと申します。2021年4月に波乗り道場に入門し、FXを0から勉強中です。

今回は相場を理解するうえで基礎となるダウ理論・エリオット波動論を分かりやすくしてくれるインジケーターZigZagについてまとめました。

ZigZagとは

所定のルールに基づき高値と安値をラインで結んでくれるインジケーターです。チャートを波形としてとらえ、大きな流れを見えやすくします。

ダウ理論では最後に高値を更新した押し安値を割れる・最後に安値を更新した戻り高値を抜けるとトレンド転換したとみなします。

押し安値・戻り高値はかなり意識されるラインなので、しっかり確認する必要があります。

ダウ理論とは

米国の証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏が提唱したチャート分析理論です。ダウ理論は6つの法則から構成されますが、最も重要なのは以下の二つです。

①価格はすべての事象を織り込む

ファンダメンタルズが要因の急な値動きがあったとしても、それはすべてテクニカル通りに動いているということです。

②トレンドは明確な転換サインが出るまで続く

ダブルボトムや三尊など、明確なサインが出ない限りトレンドは続くという考えです。

しかし時間足を落とせば落とすほど、重要な戻り高値や押し安値がどこなのか分かりづらくなります。

初心者には判断が難しい部分です。そこで移動平均線のグランビルの法則とZigZagを組み合わせると、相場を分析しやすくなります。

エリオット波動論とは

米国の経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が確立した相場分析理論です。基本的に推進5波・修正3波で構成されます。

エリオット波動論の1波がどこなのか判断が難しい場合も、ZigZagが役立ちます。

3波が1番値幅を狙えますが、波のカウントを間違えると機能しなくなります。上昇トレンドの場合ZigZagが最初に作った高値を1波・下降トレンドの場合は最初に作った安値を1波としてカウントすると分かりやすくなります。

グランビルの法則とZigZagを活用する

グランビルの法則とは、米国のアナリストであるジョゼフ・E・グランビル氏が考案した法則です。

移動平均線の向きや乖離率などから、相場の方向性を分析するために使用します。

買いサイン

①移動平均線が横ばいまたは上向きになった時、価格が移動平均線を下から上に抜けた

②移動平均線が上向きの時、一度価格が移動平均線の手前まで下落するも移動平均線を下抜けることなく価格が再上昇した

③移動平均線が上向きの時、一度価格が下落し移動平均線を下回るも再上昇して移動平均線を下から上に抜けた

④価格が移動平均線の下に大きく乖離している

売りサイン

⑤移動平均線が下向きの時、一度価格が上昇するも移動平均線の手前で止まり再下落した

⑥移動平均線が下向きの時、一度価格が上昇し移動平均線を上回るも再下落して移動平均線を上から下に抜けた

⑦移動平均線が横ばいまたは下向きになったとき、価格が移動平均線を上から下に抜けた

⑧価格が移動平均線の上に大きく乖離している

しかしここで問題なのが、どのローソク足でエントリーするのか判断が難しいという点です。

移動平均線にタッチしたのかしていないのか微妙で、エントリーが早すぎてリスクリワードが悪くなってしまった経験は誰しもあると思います。そこでZigZagを活用します。

実際に動いている相場では、ZigZagがリペイントされていきます。上昇トレンドの場合は高値が確定し、下降のZigZagが出始めてから押し目買いを検討することになります。

エリオット波動論でいう2波が形成され始めるということです。損切は前回安値に置き、3波を狙ってエントリーします。ZigZagの次の高値確定で利確すると、堅実な利確になります。

強いトレンドに飛び乗らず、1度戻したところでエントリーする癖をつけるのにもいい方法ではないでしょうか。

まとめ

ダウ理論やエリオット波動論は難しく感じる方も多いと思います。

しかしある程度理解しておかないと、損をする場面も多くなります。ZigZagを使って高値安値を明確にすることで大きな流れを理解し、余計な水平線を引く手間がなくなります。それだけで相場分析がかなり楽になるはずです。

いまいちダウ理論やエリオット波動論を理解できていないという方は、1度ZigZagを使ってみてはいかがでしょうか。