監視足とは1言で言うと中長期の流れを把握する為に使う上位足の事です。
執行足とは1言で言うとエントリータイミングを図る足の事です。
これらを知る事でトレードする際、エントリー判断がしやすくなります。具体的に例を挙げながら説明していきます。
私は日足、週足を監視足にして4時間足、1時間足を執行足にしています。(1時間足未満の時間帯を執行足にするのはスキャルピングになり非常に難しいです)
例はBTCの日足です。 ラインは監視足に引きます。
引きすぎるとチャートがごちゃごちゃして見づらくなるので親波の天底とラス押し、ネックラインくらいで大丈夫です。
次に週足にラインを引きます。
直近でトレードに役立ちそうなのはネックラインくらいです。
日足にチャネルを引いてみましょう。
今回は裏チャネルの方が引きやすそうです。
これで日足と週足にラインを引き終わりました。
昨日は重要ラインで反発しているから今日は上目線にしよう。このあたりは抵抗線が密集しているから抵抗帯を抜けてからトレードしよう。など、監視足で戦略を立てます。
赤色の四角が4時間足で見た日足のローソク足です。
今回は日足で重要ラインブレイクが確定したので戻り売りをするという戦略にします。
執行足の1時間足のチャートです。
切り上げライン抜け後がエントリーポイントです。
ローソク足だけではなく20MAの抜けも確認しましょう。
20MAと上位のMAが絡みついている時は値動きは伸びにくいし、開いていれば相場に勢いがあります。また執行足でのエントリーは20MAに絡んだ所からが良いでしょう。
下図のように1時間足で、日足のラインをブレイクしているローソク足がいくつかありますが日足で確定するまではノイズという認識で大丈夫です。
ただし、確定前でも日足のライン上で下位足がトレンドを付けたり、明らかに大きく抜けているようなら一旦様子見してください。
いかがでしたでしょうか?
このように、トレードの中で監視足と執行足を使えるようになると
- 中長期の流れが見えるようになる
- 監視足にだけ重要ラインを引く事でチャートがすっきりする
- 長期足の重要ラインはそうそう変わらないから1週間に1回見直すだけでOK
- 執行足は切り上げラインなどエントリーする為の補助線だけで大丈夫
- 執行足でのラインブレイクは無視する事で細かい値動きに騙されない
などのメリットがあります。是非、日頃のトレードに活用してみてください。
波乗り道場では、たくさんのトレーダーが日々このような環境認識の共有やそれを踏まえたトレードの立ち回りなどのブラッシュアップを行っています。
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それではまた別の記事でお会いしましょう。