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インジケーターRSIとRCIの違いとは?特徴と基本的な使い方

こんにちは。波乗り道場生のみやと申します。2021年4月に入門し、0からFXを勉強中です。

RSIとRCIは名前が似ているので、、違いが分からない方も多いのではないでしょうか。そんな2つのインジケーターについて基礎知識をまとめました。

RSI(相対力指数)とは

オシレーター系インジケーターの一つで、買われ過ぎ・売られ過ぎを数値で把握できるようにしたものです。

0~100%の範囲で表示され、RSIが70%を超えると買われすぎ、30%を下回ると売られすぎとされています。また50%より上だと上昇トレンド、下だと下降トレンドと判断できます。

(14日間の値上がり幅平均÷14日間の値上がり幅平均+14日間の値下がり幅平均)×100で算出されます。14日間は一般的に使われている期間ですが、自由に変更出来ます。

基本的な使い方

大前提としてRSIのみではなく、ダウ理論や移動平均線、水平線などと併用して環境認識を行う必要があります。

①ダイバージェンス

ダイバージェンスとはオシレーター系インジケーターが、実際の値動きとは逆方向に動いている状態のことを言います。 その後のトレンド転換の可能性を示唆するサインです。

ダイバージェンスが起こるということは、トレンドが弱まり値幅更新率が下がっている状態といえます。

例)買いパターン

  • ダイバージェンスが発生しRSIが50%を上抜ける
  • トレンドラインと20MA(移動平均線)を上抜ける
  • 戻り高値を上抜ける

→20MAまで押したところで買いエントリー

例)売りパターン

  • ダイバージェンスが発生しRSIが50%を下抜ける
  • トレンドラインと20MA(移動平均線)を上抜ける
  • 三尊のネックラインを下抜ける

→20MAまで戻したところで売りエントリー

②50%ラインを使って順張り

RSIの真ん中の50%を、下から上に抜ければ上昇トレンドが継続しやすい、上から下に抜ければ下降トレンドが継続しやすいと見ることができます。

RSIが70%で買われすぎだから売り、30%で売られすぎだから買いというのは危険すぎる判断基準です。

RSIが50%を抜けた後、20MAも抜けてトレンドが継続しやすい傾向があります。

自分の中で55%を抜けたら買い、45%を抜けたら売りなどルールを決めておくのもいいです。それに加えて押し安値や戻り高値を抜けた後、MAに1度戻って反発するタイミングでエントリーすると良いでしょう。

RCI(順位相関指数)とは

オシレーター系インジケーターの一つで、相場の方向性と勢いを表します。-100%〜+100%の範囲で表示され、-80%以下で底値圏、+80%以上で高値圏と判断します。短期線9日・中期線26日・長期線52日を使うのが一般的ですが、自由に期間を変更できます。

{1-6d÷〇日×〇日(〇日-1)}×100で算出されます。

dは日付の順位と価格の順位の差を2乗し、合計した数値です。

TradingViewには標準搭載されていますが、MT4/MT5には標準搭載されていません。

基本的な使い方

中・長期のRCIはトレンドの強弱を見るのに使い、短期のRCIは短期的な値動きを読むのに使うのが基本です。

中・長期のRCIが上に張り付いていると強い上昇トレンド、下に張り付いていると強い下降トレンドであると判断できます。

  1. 中・長期のRCIが上に張り付いている状態で-80以下から、それ以上に転じたら買いサイン
  2. 中・長期のRCIが下に張り付いている状態で80以上から、それ以下に転じたら売りサイン
  3. 短期RCIが中期RCIを下から上に抜いたら買いサイン(ゴールデンクロス)、上から下に抜いたら売りサイン(デッドクロス)
  4. 上昇トレンド中に -圏から+に転じたら買い
  5. 下降トレンド中に+圏から₋圏に転じたら売り

サインが出たからエントリーするのではなく、サインが出た瞬間の相場がどのような状態なのかよく分析します。

ダウ理論や移動平均線、水平線などと併用して環境認識を行う必要があります。

まとめ

どちらのインジケーターも買われ過ぎ、売られ過ぎを判断することができますが、もちろんダマシが発生するので他の分析方法との併用が必須です。

RSIは中央値に寄って動きやすく、ピンポイントに値動きを判断するのに向いています。RCIの方が上下に動きやすく、傾きによっての方向感も判断できるといえます。

自分の使用用途に合った方を選んで使うといいでしょう。