お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。
今回は移動平均線を使って押し目買い、戻り売りするポイントの簡単な見極め方法を紹介します。
FXでトレードしている八割のトレーダーがトレンドに対する順張りで押し目買い、戻り売りを狙っていると思います。
僕もそうですし波乗り道場で主に指導されているロジックも順張りです。
トレンドが発生して価格がリトレースしたらトレードする。
というのは字面を見るだけだと簡単ですが、いざ動いているチャートで実践してみると、めちゃめちゃ難しいですよね。
そこで本記事で紹介する移動平均線を使って「ある見方」をするだけで簡単に戻り目、押し目が判断できるようになりますので是非このまま読み進めてくださいね。
まず使用する移動平均線をご紹介します。
種類は単純移動平均線、通称SMAを選択します。
そして三種類の移動平均線を使いますので期間もお示しします。
短期線として20SMA、
中期線が50SMA、
最後の長期線が100SMAとなります。
ただしこの設定が「絶対」ではなく、あくまでオーソドックスでオススメであるというだけです。
もしも自分の中で使いやすい期間や種類があればそれでも構いません。
移動平均線を使ってこなかった人、初心者の方であれば上記の移動平均線で設定してみてください。
それでは移動平均線の設定ができましたので一緒にチャートを見ていきましょう。
上の図のように下から長期線、中期線、短期線の順番で並んでいる状態が分かると思います。
この移動平均線の状態を「パーフェクトオーダー」と呼びます。
今回のチャートでは右上方向に伸びるパーフェクトオーダーですので「上昇トレンドである」ということが分かります。
逆に右下へ伸びている場合は下降トレンドであることが分かりますので、移動平均線を見れば相場の流れが簡単に理解できてしまうわけです。
では本題と参りましょう。
前項で述べたように移動平均線の配置を見ればトレンドが判断できることが分かりました。
ということは押しと戻し、いわゆるリトレースすらも判断できるのではないかと思いますよね。
ワクワクしながら下の図を見てみましょう。
この画像では下からパーフェクトオーダーが成立、価格が上昇してきています。
そして四角で囲んだ部分の移動平均線に注目です。
下から長期線、短期線、中期線の順番に並んでいます。
そう、この移動平均線の配置となったポイントこそがリトレースした部分であり、押し目買いのチャンスであることが簡単に誰でも判断できるわけです。
ちなみに、もしもこのチャートでエントリーするのであれば価格が中期線の下へもぐり、長期線の上で価格が反転することを確認します。
更に短期線を価格が実態で抜けて確定したらエントリーします。焦って確定前にエントリーしたり、ヒゲ抜けでエントリーするのではなく「実態の確定」要するに終値で短期線を抜けるまで待ちましょう。
ということで移動平均線を使った押し目、戻り目の判断方法は以上となりますが、もう一つ覚えておくと非常に便利な移動平均線の配置をご紹介します。
おそらくほとんどのトレーダーが頭を悩ましているであろう「保ち合い相場」いわゆるレンジの判断についても紹介させていただきます。
上の図の四角で囲った部分をご覧いただくと、
移動平均線の配置が下から「中期線、長期線、短期線」となったり、
「短期線、長期線、中期線」となりこれらの途中ではパーフェクトオーダーに一瞬なってみたり、
リトレースの配置にもなっています。
このように一見すると移動平均線が絡み合ってグチャグチャしている場所は「レンジである」と判断して差し支えありません。
ここまで述べてきたように移動平均線の配置を見ることによって今現在の相場状況はいかほどなのか判断できるということがご理解いただけたでしょうか。
今回は移動平均線の配置によって相場状況を判断でき、とりわけ押し目、戻り目を示す配置を覚えることで執行できるトレード方法について紹介しました。
本記事のまとめとして絶対に覚えて欲しいことは移動平均線の各配置とその意味です。
一つ目が下から長期線、中期線、短期線の順に並んでいれば上昇のパーフェクトオーダー。
二つ目が下から長期線、短期線、中期線の順に並んでいれば押し目買いのチャンス。
三つ目が上記の二つの配置に該当しない場合が保ち合いのレンジ相場。
もちろん一つ目と二つ目は上昇トレンドの場合なので「下降トレンドでは逆」に理解するようにしてくださいね。
また移動平均線の種類と期間が変わると配置と見方に多少の変化が出てくるので慣れるまでは訓練が必要となりますので、その点は注意してください。
ということで以上、三つの移動平均線の配置を覚えていただき、あなたのトレードライフが今までより楽なものになれば幸いです。