こんにちは。波乗り道場生のみやと申します。2021年4月に波乗り道場に入門し、0からFXを勉強中です。
今回は大きな利益につながるけど、1歩間違えると危険なピラミッティングについてまとめました。
トレンド相場の時に用いる手法で、保有ポジションに利益が乗り始めたら同じ方向に数回ポシションを入れていくことです。
上手くいけば1つのポジションだけより利益が出せますが、タイミングを間違えると損失が大きくなってしまう難しい手法です。
①スケールダウンピラミッティング
徐々にロット数を減らしていくやり方です。
トレンドは後半になればなるほど転換しやすくなるため、トレンド後半でのピラミッティングはリスクが高くなります。
そのリスクを少なくするために、徐々にロットを減らしていきます。
②逆ピラミッティング
徐々にロットを増やしていくやり方です。
最初に試し玉を打って、利益が乗ってくるのを確認できるというメリットがあります。
最初のエントリーでうまくいかなければ、損失を最小限にできます。
③イコールポジションピラミッティング
同じロットでピラミッティングしていくやり方です。
分かりやすいのでこの方法を取っている方は多いのではないでしょうか。
メリット
- 上手くいけば大きな利益を出せる
- 含み益がある状態でのエントリーは証拠金を圧迫しない
- スイングトレードに向いている
1週間ほど保有するトレードにおいては、ある程度の値幅を抜くことができるため有効な手段といえます。
デメリット
- 平均取得単価が上がる
平均取得単価とは取得に要した金額を保有数で割った金額のことです。
ドル円100円を1lotロングすると100円の取得単価になります。
100円で0.1lot100円10銭で0.1lotと10回ピラミッティングすると平均取得単価は100円50銭になります。
つまり100円50銭で1lot打つのと同じということになります。1発で1lot打つのと、0.1lotを10回打つのでは1発で1lotの方が利益率が高くなるということです。 - デイトレード・スキャルピングには不向きな上に難易度が高い
為替の価格変動は大きなレンジの中に納まっており、通貨ペアによって1日で動く値幅は大体決まっています。
ピラミッティングは狭い値幅しか取れなくなるので、デイトレード・スキャルピングには不向きといえます。 - 1歩間違えると利益がなくなる
トレンドの高いところで買う・安いところで売る事になるため、トレンド転換を上手く見極めないと全ての利益がなくなる可能性があります。
特に逆ピラミッティングは危険な方法です。
ピラミッティングについて解説した動画はこちら
あまりよく考えずにピラミッティングしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
資金管理と手法は密接な関係にあります。
波乗り道場で学べる波動論は、ピラミッティングより単発エントリーが合理的です。
単発エントリー向きの手法を使っている方は、分割利食いを活用すると最大限まで利益を伸ばせます。
自分の手法や性格と相性のいいやり方を選んで使っていく必要があるでしょう。
波動論についての解説はこちら