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コツコツドカンから卒業して利益を積み上げるFXトレーダーになるには

みなさんこんにちは。波乗り道場生のみやと申します。2021年4月に波乗り道場に入門し、0からFXを勉強中です。

コツコツドカンのループから抜け出して、利益を積み上げていくにはどうしたらいいのでしょうか。

コツコツドカンとは

利益を少しずつコツコツ積み上げてきたのに、1回の損で資金を大幅に減らしてしまうことです。

なぜコツコツドカンが起こるのか

コツコツドカンをしてしまう人に共通するのは損切りが遅いor損切りしていない、または利確が早すぎるという点です。そもそも適切に利確・損切りができていればコツコツドカンにはならないので、これが根本的な原因と言えるでしょう。

これらに当てはまる方は、「利益獲得局面では危険回避的である」「損失局面では危険追及的になる」というプロスペクト理論通りの行動をしてしまっています。

プロスペクト理論とは行動経済学の基礎となる理論です。このプロスペクト理論を克服しなければ、利益を積み上げていくのは難しくなります。

プロスペクト理論についての詳しい解説はこちら↓

①高勝率である=利益が大きくなると勘違いしている

私自身もそうでしたが、初心者の頃は「高い勝率を維持しなければ稼げない」と考えがちだと思います。確かに損切りをせずに塩漬け放置して、プラスになることもあります。しかし今のドル円のように、上昇トレンドが続いてなかなかレートが戻ってこない可能性もあるのです。

下記の表はリスク1に対するリワードと勝率の関係から利益率を出したものです。

利益率がマイナスから0%になる勝率を損益分岐点と呼びます。リスクリワードの良いトレードを続けていれば、低い勝率でも利益を積み重ねることができるのです。

高勝率になるのは良いことです。しかし思っていた方向に伸びないときはコツコツ損切りして、伸ばせる時にドカンと勝つのが理想的でしょう。

②メンタルがぶれてしまう

最初に決めた損切り位置をずらしてしまったり、含み益が出てきたらすぐ利確してしまった経験は誰しもありますよね。

メンタルがブレてしまう原因は、

  • 根拠が薄い場所でエントリーしてしまった
  • ロットが大きすぎる
  • 早く利益を得たいという焦り

だと思います。

トレードにおいてメンタルを保つことは非常に重要です。自分の性格と生活に合ったトレードスタイルを確立し、適切なロットで取引できればメンタルはブレにくくなります。

トレードスタイルの確立の仕方はこちらの動画をご覧ください↓

③資金管理をしていない

損切になったらいくら損失が出るのか把握せずに、適当なロットでエントリーしていませんか?想定以上の損失を出さないように資金管理を徹底し、致命傷を負わないことが重要です。ロット計算アプリが多数出ていますので、好みのものを利用してみてください。

また初心者のうちは口座に高額を入れないようにし、一度のリスクは口座の1〜5%程度から始めましょう。波乗り道場ではFX用資金を10分割して入金することをおすすめしています。10万円の資金があるなら1万円ずつ入金し、一度溶けてもまた入金して新たな気持ちで挑戦出来ます。

そして何より利益がある程度出たら出金し、手元に利益を残しましょう。

どのようにコツコツドカンを抜けだすのか

①エントリー回数を減らし、リスクリワードのいいトレードをする

初心者のうちは「エントリー回数が多くないと稼げない」と思いがちだと思います。

しかし実際にはエントリー数を減らし、得意な場面だけに絞ってエントリーする方が確実に勝率が上がります。

ここは何回も検証で見た得意な場面だ!という絶好のポイントでリスクリワードのいいトレードを重ねていけば、逆コツコツドカンで資金が増えていくのです。

②瞑想してメンタルを整える

含み損でも含み益でも、自分の建てたシナリオを信じきるのはとても難しいことです。

波乗り道場生は日々瞑想を行い、フラットな状態で相場と向き合えるようにしています。

瞑想なんて本当に効果あるの?と考える方も多いと思いますが、効果を実感している道場生が多くいるのは事実です。私自身も瞑想を毎日していますが、するとしないとではチャートの見え方が変わってきました。より研ぎ澄まされ、早く稼ぎたい!という焦りから解放されました。

おすすめ瞑想音源はこちら↓

③損切りの根拠を明確にする

損切り位置ををなんとなく決めていませんか?損切り位置にもエントリーする時と同じくらい根拠を探し、ここを抜けたら仕方ないなと思える場所に設定しましょう。

損切にも固い根拠があるエントリーポイントは頻繁には訪れないので、自然とエントリー回数を減らすこともできます。

例)

押し安値を下抜けレジサポ転換し、ダウ崩れ三尊を形成。上位足の流れも下なのでショート。最後につけた押し安値は強い壁になるのでそこを抜けるようなら1度撤退する。

④エントリーしたら決済されるまでチャートを見ない

私自身これでチキン利食いから卒業出来ました。含み益を見ているとついつい決済したくなりますし、含み損を見ていると損が小さいうちに決済しちゃおうかな…と考え始めます。

損切りと利確を置いたらもうチャートは見ないで潔く待つのみです。損切りを建値にズラしたい気持ちは分かりますが、まずは一旦潔く損切りか利確かでやってみて下さい。

検証をしていれば、損切りが連続しても利益を積み上げられると確信が持てます。エントリー後に不安が残るのは、検証不足から来るものだと思います。ひたすら検証して、自分の手法に確信を持てるようになりましょう。

まとめ

コツコツドカンはFXを始めたら、誰しも通る道だと思います。

100連続利確していても、1度の損切りで全てなくなることもあるのがFXの怖いところです。

コツコツドカンで後悔した経験も、勝ちトレーダーになるには必要なことでした。

もう2度とやらないと心に誓い、頑張っていきましょう!