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【FX】クリスマスと年末年始の為替相場を解説!流動性の低下に注意!?

こんにちは!波乗り道場生のこももと申します。

2021年6月に入門し、日々トレード技術向上に取り組んでいます。どうぞよろしくお願いします!

外国為替市場は24時間世界中のどこかの市場で常に為替取引が行われていますが、クリスマスは多くの国で休場となり、そして元日は世界中の国が祝日で取引が出来ません。

また、クリスマスから年末年始にかけて多くのトレーダーが休暇に入る事もあり、この時期は一年の中で最も流動性が低くなります。

そのため、通常時の相場とは違った値動きを見せることがあります。

従って、この期間の取引はいつも以上にリスク管理に気を付けていきたいところです。

今回はクリスマスと年末年始の為替相場の特徴や取引における注意点などを解説いたします。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。^^

取引時間を確認しましょう

欧米の多くの国では12月25日は祝日となり、大きな取引高を誇るニューヨーク市場やロンドン市場も休場となります。

日本の場合12月25日は祝日ではありませんが、多くのFX会社は欧米諸国に合わせ休業や取引時間が短縮となります。

今年は12月25日が日曜日のため、翌26日を振り替え休日としている国が多く、そのため26日は短縮営業とするFX会社が多くなりそうです。

また年末年始ですが、元日は世界的に休場となります。

海外ではクリスマスが終わると通常モードに戻っていきます。

東京株式市場は大晦日~正月三が日が休場ですが、多くのFX会社は1月2日から平常通りに営業する所が多いようです。

以下は、SBIFXトレードの今年のクリスマスと年末年始のスケジュールです。

一例として示しました。

クリスマスの翌26日が短縮営業になっていることに注意が必要です。

※取引の際には必ずご自身がお使いのFX会社のスケジュールをご確認ください。

流動性リスクに注意

クリスマス前後及び年末年始は、欧米では休暇を取る人も増え、マーケットは閑散とし流動性が低くなる傾向にあります。

流動性低下に伴うリスクが高くなりますので注意が必要です。

1.取引コスト(スプレッドの拡大)

スプレッド(売値と買値の差額)と呼ばれる売値と買値の差額の事をスプレッドと呼びます。

流動性の低下は、スプレッドの拡大により不利なレートでの約定の可能性があります。

2.ボラティリティ(変動幅)の増加

流動性は、市場のボラティリティに大きな影響を与えます。

流動性が低いとは、「買いたいときに買えない、売りたいときに売れない」つまり取引量が少ないため売買が成立しにくい状態になります。

また、取引量が少ない時は突発的なニュースなどが引き金になり短時間で大きく一方向に変動しやすい、乱高下しやすいなど、想定外の事態が起こるリスクが通常よりも高くなります。

特にマイナー通貨ペアの取引にはいつも以上のリスク管理が必要です。

<メジャー通貨とマイナー通貨一覧>

主なメジャー通貨、マイナー通貨

メジャー通貨(通貨コード)マイナー通貨(通貨コード)
米ドルUSDトルコリラTRY
ユーロEUR南アフリカランドZAR
日本円JPYブラジルレアルBRL
英国ポンドGBPメキシコペソMXN
豪ドルAUDロシアルーブルRUB

アジア時間早朝のフラッシュクラッシュに注意

流動性の低い状態は、通常時よりもちょっとしたきっかけでもボラティリティが大きくなりやすい傾向にあり、急激な注文の偏りにより過去にフラッシュクラッシュを起こした事例があります。

フラッシュクラッシュとは突然相場がごく短時間に急落する事を指します。

フラッシュクラッシュの原因は諸説ありますが、AIを活用したアルゴリズム取引が急激な動きを助長しているのではとの指摘もあります。

2019年1月3日に起きたフラッシュクラッシュは、米ドル/円が5分間で4円下落しました。

この時、日本は祝日で休場となる正月三が日、更にアジア時間早朝(一日の中でも流動性が低くなる時間帯)でした。

米ドル/円 1時間足チャートです。1時間足に日足のローソク足を重ねています。

他の日と比べても大きく下落していることがお分かりいただけると思います。

フラッシュクラッシュの様な大きく変動する相場となった場合、急激なスプレッドの拡大により不本意なロスカットになってしまったり、スリッページにより大幅に不利な約定となってしまう恐れもあり、保有ポジションが大きな損失を受ける可能性は否定できません。

リスクヘッジの一環としては、ゼロカットシステム(ロスカットが間に合わず証拠金以上の損失が発生した場合、超過分を取り消してゼロにしてくれる仕組み。FX会社が損失分を補填します)を導入している海外FX会社を利用する方法もあります。

(FX会社が顧客の損失分を補填する事は日本の法律では禁止されているため、日本のFX会社にはゼロカットシステムがありません)

相場急変時にFX会社のサーバーに負荷がかかり止まってしまった場合、決済注文が入れられない事も想定され、その場合は、別のFX会社で逆ポジションを建てるなどの方法もあります。

相場急変時の対処法を想定しておきましょう

今回は、クリスマスから年末年始にかけての流動性の低下に伴うリスクについて解説いたしました。

通常時とは違うリスクがある事を想定しておくことにより、相場の急変時にも慌てずに対処できると考えます。

特にこの時期に日またぎや週またぎでポジションを保有する場合は、リスク管理を徹底しておくことをお勧めいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

これからも共に相場の勉強を頑張っていきましょう!^^

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