【トレードの基本はトレンドフォロー】という話を聞いた事があると思います。
上昇トレンド中は買い、下降トレンド中は売り、という事になると思いますが上昇中に突っ込みロングすると高値掴みになる可能性があります。
となると、ほとんどの方は価格が下落してきたらロングエントリーを検討すると思いますが、どこで止まるのか分からないのでエントリーに迷う。
トレンドにはどういうパターンがあるのか分からないから、変な所に損切をいれて損切される(その後、狙った方向に巡行したら・・・)想像もしたくありませんね。
トレンドのパターンを覚える事で、正しい損切位置、ロット設定ができるようになりますので、具体例を挙げていきますので是非覚えていきましょう。
①半値~61.8まで戻るパターン
一番基本的なトレンドの形と言えます。
損切ポイントを0の上に置くならFiboの0.5(半値付近)まで引き付けて161.8まで狙っていきたい。
0.618で反落するのであれば23.6の上くらいに損切を置いておきたい。
②全戻しになるパターン(Wトップ、Wボトム)
チャートパターン型。
全戻しではなく、若干切り下がって下落する場合も多いですが、それも含めて全戻しになるパターンに含めます。
高値圏(安値圏)では特に注意したいパターン。
損切を0.236の上に置いておくと損切に合ってしまう恐れもあります。
形がある程度形成されるまではどのパターンになるか分からないので難しい所はありますが、損切ポイントはFibo 0 の上に置いた場合、エントリーポイントが損切位置に近くなりますので、リスクリワードの良いトレードができます。
③ネックラインまで戻してから巡行していくパターン(トレンド継続型)
Fibo 0 の上に損切ラインを置きます。
ネックラインが壁となってくれるので、実際のトレードでは一番安心できるパターンになります。
トレンド継続なのでよく見られるパターンになります。
④三角持ち合いやフラッグなどのチャートパターンからのエントリー
中段での三角持ち合いやフラッグ、ウェッジなど2波や4波がチャートパターンを作ってからブレイクしてトレンドが継続してくパターンになります。
この場合の損切位置はFibo 0 ではなく、チャートパターンの直上に設置する事ができますので、リスクリワードが良くなります。
⑤Fibo76.4で反発する、押しの浅いパターン
押しの浅いトレンドはエントリータイミングと損切位置の設定が難しいので注意してトレードしたい所です。
トレードで重要な事の1つに【利確位置と損切位置を明確に決めておく】という事があります。
損切位置に関しては予め決まっているのでエントリーポイントは出来る限り引き付けておきたい所です。
波乗り波動論ではエントリーポイントと利確位置と損切位置は予め決まっていますので迷う必要はないのですが、第3波はどこまで上昇(下落)するかは第1波の勢いを見れば、ほぼほぼ分かりますので説明していきたいと思います。
エリオット波動の考え方の1つに「第3波は第1波より伸びる」というものがあります。
言い換えれば、第3波の上昇は、第1波の上昇のエネルギー分は保証されているという事になります。
FXは上下を当てるだけではダメで、どこまで上昇(下落)するのかまで予測しないと、そもそもトレードになりません。
トレンドフォローの基本パターンを覚えるのは、正しい利確ポイントと損切ポイントを決めてトレードする為に必要です。
出口戦略まで正しくないと利益を残す事は難しいです。
波乗り波動論はシンプルですが、そういった部分も明確に決められている為、まだ勝てていない人ほどお勧めです。
ここまでトレンドフォローの基本5パターンについてまとめてみました。
押しの深さによって、ターゲットラインや損切ラインが決まりますのでトレンドの基本形に沿ったトレードを意識していきましょう。
またどのフィボナッチの数値で反応するかはネックラインや親波の重要ラインで変わりますので複合的にチャートを捉えながらエントリーシナリオを組み立てていきましょう。