お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。
今回はFXにおけるエントリー方法について具体例を挙げてお話をさせていただきます。
FXをする上で、適切なエントリータイミングを見つける事は非常に重要です。
しかしながら、FXを始めたばかりの初心者の時には、どういったエントリーが良いのかと悩むことがあると思います。
エントリーは基本的な事ではありますが、非常に難しい技術でもあります。
エントリーの仕方ひとつで勝敗が決まってしまうのが、FXの難しいところです。
この記事では、初心者の方はもちろん、エントリーでお悩みのトレーダーの方々にも是非知っていてほしい、レンジを使った非常に簡単なエントリー方法を2つ紹介させていただきます。
まだ具体的なエントリー方法が定まっていない方の参考になれば幸いです。
是非、最後までお読みください。
まず下のチャートを見てください。
どのような環境認識になるでしょうか。
このチャートは15分足チャートに4時間足キャンドル(薄水色、薄赤色の四角)を重ねて見ることができるインジケーターを使っています。
見方は単純で大丈夫です。
例えば、4時間足レベルで下降トレンドが発生しているが、現状はレンジ内に価格がいる。
この程度の認識で大丈夫です。
レンジは為替相場に参加している売り勢力と買い勢力の力が拮抗している状態ですので、上下どちらかに抜けたら素直についていくスタンスでいれば高い確率で勝つことができます。
そのため初心者はチャートの中で発生するレンジに着目するだけでも、かなり相場感を磨くことができるので是非実践してみてください。
レンジ環境認識の注意点
レンジを見る上での注意点としては、
レンジブレイクのあとは急激な値動きが出やすく飛び乗りエントリーしたくなる、ということです。
この飛び乗りが負ける要因の大部分ですので、落ち着いてエントリーができるように、まずはレンジブレイクの認識を明確にしましょう。
レンジを探すことは環境認識を行うことと同意である。
と認識すること。
これが身につくと、レンジブレイクをエントリー前のセットアップとして捉えるようにでき、その後に待ち受けている正しいエントリータイミングまでしっかりと待つことができるようになりますよ。
それでは具体的にエントリータイミングについて解説していきます。
まず一つ目のエントリーパターンが下の図です。
こちらは買いのエントリーを想定したパターンになります。
上項で述べたレンジブレイク後、レンジ上限に引くことができるネックラインまで価格が下がってきました。
ここで最低でもダブルボトムが完成し、更にダブルボトムのネックラインを価格がブレイクしたらエントリーするタイミングとして判断ができます。
損切りはダブルボトムの少し下で、利確位置は直近の目立つ高値までとします。
これだけでもかなりリスクリワードの良いトレードを実現できるエントリーポイントだと思います。
ここで注意して頂きたいことが一つあります。
それはレンジのネックラインタッチでの即エントリーには気を付けるということです。
なぜ注意が必要かと言うと普通に抜けて、そのまま下落していくパターンもあるからです。
エントリーするならネックラインをブレイクしたことをしっかり確認してからが良いでしょう。
この注意点を踏まえて一つ目のエントリー方法についてまとめます。
①レンジブレイクした後にレンジ上限のネックラインまで価格が押してくることを待つ。
②ネックライン付近でダブルボトム完成。
③ダブルボトムのネックラインブレイクを確認。
④エントリー。
二つ目のエントリーパターンは一つ目に紹介したポイント後の展開になります。
一回目のレンジをブレイクしたあと再びレンジを形成している場面です。
こちらも買いエントリーを想定しています。
しかしこのパターンでは既に上昇トレンドが始まった局面ですので当然、買い勢力が強いと予測できますよね。
そのため押し目買いを狙いたいのですが、短期トレードをしている勢力にとっては格好の売り相場と捉えることもできるので、安易に買いエントリーを入れるわけにはいきません。
それではどうしたら良いのか、ここでは小さなレンジの形成とそのレンジのブレイクを待ってエントリーすると高い確率で勝つことができます。
損切りは小さなレンジの安値より少し下にいれます。
利確は少し難しいですが、このチャートの場合は4時間足で陰線が確定した時点で決済とします。
まとめると、
①上昇トレンド中でのレンジの形成。
②レンジ上限に小さなレンジが形成。
③レンジがブレイク。
④エントリー。
となります。
ということで、今回は初心者向けのエントリー方法をふたつ紹介させていただきました。
今までエントリーで悩んでいた人は、とにかくチャートの中でレンジの形成とブレイクを待つようにしましょう。
そしてレンジブレイクで飛び乗るのではなく、価格がレンジのネックライン付近まで戻ってくることを待つこと、理想を言うと少し潜り込むまで待ってから反転のチャートパターンを確認するようにしてください。
今回はダブルトップでしたが三尊や、やはりここでも小さなレンジ形成などもあります。
本当にさまざまなパターンがあり絶対にこのチャートパターンが良いという近視眼的なことはありえませんので、是非ご自分のチャートで過去検証やフォレックステスターを用いたバックテストを行ってから実際のトレードで活用して頂ければと思います。