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FXで勝てない理由は模式図が原因だった?!

7期生ほりん
7期生ほりん

私はFXの勉強を始めて丸2年経過しましたが全然勝てないんですよね…いったい何故なのだ?

2年どころかFXを初めて5年経過したけど全然勝てない、なんなら苦節10年収支は負け越し、まったく勝てていません…。

そんなトレーダーも少なくないかもしれません。

FXはなぜ、こんなにも勝てない人が続出するのでしょうか。

その1つの理由としてお伝えしたいのが「初心者のころ目に焼き付けた模式図に引っ張られ過ぎている」ことが原因ではないかということです。

私がこれに気が付いたのは、ダウ理論におけるトレンド転換が発生する時、必ずしも各時間足で認識しやすい「模式図的な」高値・安値ばかりではなく、1つか2つ下位の時間足で認識されそうな小さな高値・安値を起点にトレンド転換が頻繁に発生していることを発見したからです。

もし今も模式図通りのチャートの見方に固執していたら絶対に気が付けなかった事実です。

ということで、この記事では私が気が付いたFXで勝てない理由の一つとして「チャート模式図が引き起こす落とし穴」について解説し、私と同じく今まさに勝てないトレーダーにとって何かの気付きになればと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

重要な高値・安値が発見できないのは模式図が原因だった!

FXの教科書やブログ、Youtubeなど各種メディアで見かける相場の模式図はたいてい上図のような感じだと思います。

このチャート模式図は下降トレンドの継続と、ラス戻りとなった重要な高値を上昇波がブレイクし、更に高値の更新と安値の切り上がりが確定したことで上昇トレンドが成立した様子を表しています。

私はこの模式図を見た時「FXって楽勝じゃん!」と思ったものです。

おそらく多くのトレーダーも私と同じような感想を抱いたのではないかと思うのですが、現実はこんな相場ってほとんど存在しないですよね。

それに私の経験上では模式図的に相場を認識して、トレンド転換したからエントリーしてみると、速攻で反転して損切になってしまったことが本当に多いんですよね。

以前の私は上図のように相場を見て「めっちゃ目立つラス戻りを抜けた押しからロングエントリー!

結果、1㎜くらい上昇するも速攻下落して損切…となることが多発していました。

負け組ほりん
負け組ほりん

模式図に倣ってラス抜け後の押し目買いしても勝てないじゃん!(怒)

なぜ模式図のように、ラス戻りの高値を抜けた後の押し目買いをしたのに負けてしまったのか…実は答えは簡単で、もっと前にトレンド転換が完了していて、私がラス戻りだと思っていた時点ではほとんど上昇トレンドが終わっていたためと考えることができます。

もしも、あなたが「自分も同じように相場を見ている…」と思ったら、引き続き読み進めていただくことで目から鱗が落ちるかもしれません。

【ほりん流】模式図の定義

価格【チャート縦軸】の変動幅が均等である。

時間【チャート横軸】の経過幅が均等である。

※縦軸と横軸が均等であればあるほど綺麗なチャートと呼ばれるものの典型ともいえる。

模式図では見抜けない高値・安値は素直にダウ理論で見つけよう!

まずダウ理論によるトレンド相場の定義を簡単に振り返ってみます。

下降トレンドの場合は安値の更新と高値が切り下がりがセットで続く限り永遠にトレンドが継続すると定義付けられています。

上の図の直近相場では安値の更新がついにできず、ラス戻りの手前で価格が止まっているので、直近はレンジ相場の状態だなと環境認識することができます。

もしもダウ理論を知らない、勉強したことがないという人は絶対に1度は学んでおくことをお勧めしますし、この記事の内容をより深く理解できると思います。

そして相場を見るとき模式図的ではなく、ダウ理論で素直にチャートが見えるようになってくると下図のように、細かいけれど重要な高値・安値が見えるようになってきます。

赤ラインが前回安値の価格であり、このラインをブレイクしたあと更に、小さいですがトレンドが継続しています。

そして後付けにはなりますが、赤ラインが見事なレジサポラインとして後々も機能していて、まさにこの価格帯を起点にトレンド転換が発生したことが分かります。

模式図的なチャートの理解では上図のような高値を発見することが非常に困難です。

特にトレンド転換前のラス戻りを形成するための時間(横軸)が、あまりにも短期だったので、模式図的に相場を認識すると無視されがちな値動きとなっています。

このようにトレンド転換を発生させる高値・安値は必ずしも小さいとは限らないですが、模式図に引っ張られるとダウ理論の原則から逸脱する可能性が高くなります。

また単純に相場認識の柔軟性を損なってしまうので、【重要な高値・安値が発見できないのは模式図が原因だった!】の項でも述べた通り、エントリーしたポイントがトレンド末期だった…なんてことに陥ると言う訳です。

ダウ理論は相場を理解する上で基礎中の基礎ですが、その基礎を素直に守ることによって模式図の落とし穴から脱出できると思うので、改めてダウ理論を大切にして相場へ望んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は初心者のころ目に焼き付けた模式図に引っ張られてチャートを見ることによる落とし穴について解説してみました。

  • チャートを模式図的に理解しようとすると重要な高値・安値が発見できないどころか、一番負けやすいトレンド終盤でのエントリーをしがちになる。
  • 相場をダウ理論で素直に見れば、模式図では見抜けない重要な高値・安値を発見できるようになり、模式図による落とし穴から脱出できる。