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FXで勝ちたい人は完成した【Nの形】を探せ!

お疲れ様です。道場生のほりんです。

今回はチャートの値動きを支配している形について述べてみたいと思います。

いきなりですが早速結論を言ってしまうと【値動きは「Nの形」を作りながら推移する】

はっきり言ってこれだけのことなのですが、相場はフラクタル構造で出来ていて、どの時間足にも、どの時点においても「Nの形」があらわれるためトレードは複雑になり難しいものとなっています。

そこで今回の記事では今自分のチャートを見たときに、どこでどのように「Nの形」を見て状況の判断を行い、実際にトレードすれば利益が積みあがっていくのかということに論点を絞って述べていきたいと思います。

今まさにFXに取り組んでいるけど全く勝てる気がしない初心者の方はもちろん、環境認識や手法に迷いが出ている経験者のトレーダーに向けて参考になれば幸いです。

「Nの形」の規則性

上の画像はビットコインの日足チャートです。

とても目立つ「Nの形」なのでチャートを開くことができれば誰にでも見つけることができます。

そして面白いことに「Nの形」を構成する1波の上昇、3波の上昇はおおむね一対一であることが分かります。

調べ方はいたって簡単でトレンドラインを使って1波の最安値から最高値に線を引き、3波目に当てれば波の長さを比較することが可能です。

またフィボナッチリトレースメントを選択して1波の最高値から最安値に向かって引き、2波の下降波の押しの深さを計測します。

図の「Nの形」の場合は半値から61.8%の間に戻しが入ったため3波の上昇は少しオーバーシュート気味ですが161.8%付近に到達しています。

このような値動きは各時間足で確認できますし、通貨ペアに関してもビットコインに限らず値動きがチャート化されているものだったら必ず観察できる値動きの規則性になります。

要するにここで最もお伝えしたいことは「Nの形」は、ほとんどの場合一対一で動くということです。

一対一で動いていないのだが…しかし別の時間足では、

ぜひこの記事をお読みの皆さんにもご自分のチャートの中から「Nの形」を探していただきたいと思うのですが、「Nの形」を探している過程であることに絶対に気が付くと思います。

「あれ?一対一になってなくね?」といった具合です。

上の図のように赤色のフィボナッチリトレースメントで計測した1波の上昇は結果的に一対一伸びることなく下落してしまいました。

これはいったいどうしてなのでしょうか。

要因は様々あるのですが、見えている範囲だけでお伝えすると、一つ目に上位足の1波の下降の押し目に到達した。

二つ目に上位足のMAに頭を押さえられる格好になった。

ことが考えられます。

じゃあこの規則性とやらは相場の中でトレードに使えないじゃないか。

そう思われた方もいらっしゃるとは思うのですが、ここであきらめてはいけません。最後まで相場に食らいつくことで活路が見いだせると僕は信じていますので、ここでマルチタイムフレームを使ってみたいと思うのです。

上の図は4時間足ですので一つ落として1時間足を見ることにします。

すると非常に押しが深く、もはやレンジのような形で「Nの形」が完成しています。

さらに時間足を15分や5分に落とすと一対一以上伸びて「Nの形」を完成させていることも確認することができます。

このように「Nの形」はどこにでも現れる一方で必ずしも自分が今現在見ている時間足の中で素直に完成を迎えるという訳ではないので、この点がトレードをする上で難しく感じる部分なのではないでしょうか。

「Nの形」の完成を見たらトレードを考えよう!

「じゃあ、どこでどうやってトレードしたらいいの!」

とツッコミをいただく頃合いかと思いますので、その点を最後に述べて終わりにしたいと思います。

上の図は先ほどから見ているチャートの場面ですが、「Nの形」がいよいよ完成してこの後はいったいどうなるのか。

と考えたときにほぼ二つのパターンしかありません。

一つは半値付近まで押しをつけて再上昇する。もう一つは安値を更新して上位足の「Nの形」を完成させにいく動きです。

今回の相場は結果的に上位の「Nの形」を完成させる動きとなったわけですが、ここで大切になってくる考え方は上位足が完成を目指している方向に自分の目線を合わせるということです。

そのことを踏まえて直近で完成した「Nの形」から次の展開を待つというのがトレーダーの基本的な姿勢なのではないかと僕は考えています。

とにかく「Nの形」を待て!

今回はしつこいくらい「Nの形」という言葉を使って相場で生き残るため、利益を残していく考え方を述べてきました。

本記事を読んだうえでもっともご理解いただきたいことは「待つ」ということです。

相場格言に「急ぐは負け、待つは機あり」とありますがまさにこのことを体現できるのが「Nの形」が完成して、その後に待ち受ける「機」を探っていく姿勢です。

急いでエントリーして資金を減らし、いざ本命の波が来ても打つ玉がなかったら何の意味もありませんからね。

ということで皆さんもご自分のチャートから過去に出来上がった「Nの形」を探すところから始めて、その後相場がどのような展開をしていったのか是非検証してみてください。

きっと

「ということは…」

と気付きがあるはずですので!