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FXにおけるエントリートリガーについての考察

環境認識が正確でも、方向が合っていても、エントリータイミングが間違っていれば高値掴み、安値掴みになる事があります。

不要な逆行や、損切されてからの巡行は次のトレードに悪影響を及ぼす可能性もあります。

そういった意味でも最後のエントリートリガーを引くポイントは非常に重要だと言えます。

どういったポイントでエントリーをすると良いか具体例を挙げていきたいと思います。

エントリーはWラインを抜けてから

教科書的なエントリー方法としては【トレンドラインブレイク】と【ネックラインブレイク】のWライン抜けからの【20MAタッチエントリー】です。

下図に具体例を挙げます。

トレンドラインの抜けラインの判定は一番大外のラインを使いましょう。

上図のチャートでは赤色のラインが一番大外のラインになります。

そして、青色のネックライン(ラス押し)のWラインを抜けた後がエントリーチャンスになります。

今回のケースではトレンドラインとネックラインを20EMAが一緒にブレイクしているので、そのままエントリーが可能です。

下図のようにMAが遅れている場合は、しっかりと戻りを待つ方が懸命かと思います。

ちなみに、ここで素直に下落せず揉み合っているのは、MAが絡み合って収縮している為です。

上位のMA付近は揉み合いますので、MAのパーフェクトオーダーをエントリー根拠の1つに加えても良いかと思います。(実際はこのあと、MAのパーフェクトオーダーが成立してから大きく下落しています)

上記の緑色のラインの引き方については、今から後述します。

ネックラインが引きづらい場合や【トレンドライン+ネックライン】ブレイクではエントリーが遅い場合はトレンドライン+トレンドライン】のWライン抜けからのエントリー方法もあります。

トレンドライン+ネックラインブレイクからエントリーを狙う場合、戻り高値の位置によっては、エントリーポイントまで時間がかかる。

トレンドライン+トレンドラインブレイクエントリーの場合、青色のトレンドライン抜けの①のポイントからでもエントリーができる。

緑色のトレンドライン抜けの②のポイント上記のチャートのエントリーポイントとほぼ等しい。

コツとしてはラインのスタート地点を1つに固定する事。

ピン留めするように放射線状にラインを引いていくのがコツになります。

まとめ

まとめると、

  1. Wラインブレイクまでは手を出さない。
  2. 20MAにタッチするまでは手を出さない。

特に今見ている時間足の20MAは重要です。

上位足の20MAまでの乖離を埋めるようなトレードは問題ありませんが、今見ている足(執行足)の20MAに対して乖離を埋めるようなトレードはしないようにしましょう。

あくまでタッチするのを待ち、反発からエントリーするようにすると無駄なトレードは減ると思います。

また、斜め線は水平線以上にトレーダーによって引き方に差が出ますが、自由に引けるからこそ、様々な活用方法があります。

是非、トレードにご活用下さい。