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【FX】フィボナッチリトレースメントの基本を押さえよう!

こんにちは!波乗り道場生のこももと申します。

2021年6月に入門し、トレード技術向上に日々奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

今回は、トレンド相場における押しや戻りの水準を計るのに有用なテクニカル指標のひとつ、フィボナッチリトレースメントの基礎知識について解説いたします。

フィボナッチリトレースメントは波乗り道場における取引手法「波動論」の重要なテクニカル指標でもあります。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。^^

フィボナッチリトレースメントとは

フィボナッチ数列とは、中世で最も才能があったと評価されるイタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」に因んで名付けられた数を指し、「前の2つの数を加えると次の数が導かれる」数列になっています。

それを比率に表すと「0.618」「0.382」といった数値が算出されます。自然界や芸術の世界でも、美しく心地のよい比率(黄金比)とされ、様々な場面で応用されています。

リトレースメントとは、「引き返す、後戻りする」といった意味になり、フィボナッチリトレースメントはトレンド相場における一時的な押し戻りの水準をフィボナッチ比率を用いて計る、有用なテクニカル指標です。

フィボナッチリトレースメントに使用される主な数値

フィボナッチリトレースメントでトレンドの押し戻りを計るのに使用される主な数値には、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、などがあり、これらの数値はMT4(Meta Trader4:外国為替証拠金取引の為に設計された無料の取引プラットフォーム)やMT5(Meta Trader5)でもデフォルトで用意されている数値となります。

この中でも38.2%、61.8%は多くの投資家に意識されるポイントであると言われています。

また、半値を表す50%もよく見られています。

フィボナッチリトレースメントの引き方(MT4)

フィボナッチリトレースメントの引き方をチャートを用いて解説いたします。

ここではMT4を使用します。(MT5を使用する場合も、おおよそ同じ操作方法となります)

MT4にはフィボナッチリトレースメントが標準装備されています。

数値はMT4のデフォルトの数値を使用することとします。なお、数値は任意で追加・削除が可能です。

引き方は、波乗り波動論と同じやり方を用います。

上昇トレンドの押し目買いの場合、フィボナッチリトレースメントは高値から安値に向かって引きます。

下降トレンドの場合はその逆で、安値から高値に向かって引きます。

それぞれ、緑の丸で囲った数値、38.2%、50.0%、61.8%が押し目や戻りの候補として意識されやすい水準となります。

ただし、どの水準で止まるかは分かりません。

検証データを取って、決めた数値でポジションを取ると決めるのも良いですし、他のテクニカル指標やプライスアクションなどを組み合わせて押し戻りの判断をするのも良い方法です。

フィボナッチリトレースメントで目標値を決める

フィボナッチリトレースメントは、トレンドの押し戻りの水準以外にも、利確目標の目安を付ける事も出来ます。

利益確定の目標値はエントリーより上の数値となり、100%を越えた場合は、161.8%、261.8%、などが利確目標値とされています。

ただし、押し戻りの水準と同じく、どこまでレートが伸びるかは分かりません。

上位足の節目があればそれよりも手前で折り返す場合も多くあります。レートがどの水準にあるのかを上位足でも確認しておくことが大切です。

ケース・スタディ

米ドル/円 1時間足チャートです。

フィボナッチリトレースメントは任意の波に引くことが出来ますので、どの波に対して引けばよいか迷ってしまう事もあると思います。

上に示したチャートではひとつの例として、レンジ帯を抜けた波を1つの波とカウントしています。

「高値切り上げ」の継続を上昇トレンドとした場合、一旦トレンドが終了し押しが入ることを一番早く判断出来るタイミングは高値更新が出来なかった時点と考える事が出来ます。

こちらのチャートにおいてフィボナッチリトレースメントを引くタイミングは、レートが高値を更新出来なかった青の縦ラインあたりが良いかと思います。

高値から波の起点(安値)に向かってフィボナッチリトレースメントを引きます。

この場合は、50.0%で押し目を付けた後、100%(高値)を越え、161.8%まで上昇しました。

まとめ

黄金比と呼ばれているフィボナッチ比率は相場においても多くの投資家に意識されています。

なんだか不思議な感じがしますね。

相場はトレンドとレンジの繰り返しによって出来ています。

つまり、手法は大きく「押し目買い(トレンドフォロー)」「戻り売り(トレンドフォロー)」「レンジにおける逆張り」の3つに分類する事が出来るとも言えます。

その中でもトレンドフォロー型の押し目買い、戻り売りに有用なテクニカル指標の一つがフィボナッチリトレースメントと言えます。

安定したトレードを行う上で大切な事は、目線のブレを防ぐことです。

フィボナッチリトレースメントを引くことにより、自分がどの波を基準に見ているかが明確になると思います。

これはどの時間軸においても同じように考える事が出来ます。

これからも共に相場の勉強を頑張っていきましょう^^

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