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エリオット波動における2種類の調整(第2波)について

エリオット波動の中でも第2波と呼ばれる部分は、波形が多岐に渡り非常に難しいです。

大きく分けると縦寄りの調整と、横寄りの調整になります。

利確ポイントやエントリー方法が異なりますので、具体例を挙げていきますので見ていきましょう。

縦寄り調整

2波でトレンドを付けながら下落する形。

縦寄りの調整はフィボナッチ50.0~38.2まで押す可能性があります。

具体例としては下図のようになります。

また勢いが強い場合は、下図のように、浅いトレンドをつけてフィボナッチ0.618で反発し上昇するケースもあります。

縦寄り調整のエントリータイミングはトレンドライン抜け後になります。

青丸の場所でのチャートパターンやMAなどの形を見ながらエントリーすると良いでしょう。

注意点としてはMAとMAに挟まれたエリアはトレンドレスゾーンになるので、価格が揉みやすいです。

またトレンドライン割れはチャートの勢いが弱くなっている可能性がありますのでレンジやトレンド転換を注意しながらエントリーする必要があります。

横寄り調整

フィボナッチの0.618で反発後に2波の起点(フィボナッチ100%)に抑えられてレンジになるケースです。フィボナッチ0.618で反発する場合やトレンドを付けずに下落して反発すると、市場参加者のエントリーが少なくレンジになる場合があります。

具体例としては下図のようになります。

この場合のエントリータイミングはレンジトレードと同じで、レンジ抜けの戻りからのエントリーが最良になります。

下図は、黒色のラインを想定してエントリーしたが実際はフィボナッチ100と61.8に挟まれてレンジになっています。

赤丸で一度レンジを上抜けしていますが、フィボナッチ100の上で赤いラインのようにトレンドを付けていない為に、騙しとなって下落しています。

このレンジパターンはフィボナッチ100抜けを期待してロングエントリーすると高値を抜けず振り回されてしまうので注意が必要です。

トレンドラインを割った場合はフィボナッチ100抜けするまでは様子見するか下位の時間足でレンジトレードをしましょう。

利確ポイントですが、レンジの等倍分で価格が止まる場合があるので注意してください。

まとめ

縦寄りと横寄りの調整のエントリーポイントと利確ポイントは変わってきますので同じフィボナッチ・リトレースメントを使う時でも注意が必要です。

また縦寄り、横寄り調整以外でもチャートパターンの調整もあります(フラッグ、三角持ち合い等)。

波乗り波動論ではエントリーポイントと利確ポイントが決まっていますが、ぜひ参考にしてみてください。