お疲れ様です。波乗り道場生のほりんです。
今回は相場を見るうえで一番迷うと言っても過言ではない高値と安値の判別方法を一つ紹介します。
その方法とは「スイングハイ・スイングロー」と呼ばれている手法です。
初心者の方だったら取り合えずこの高安判別法を知ることで、トレンドの流れをかなり明確に捉えることができるようになると思います。
また経験者の方も、いろいろな知識に触れる中で今現在迷走しているなと実感があるようでしたら本記事を参考にしていただいて、一度相場内で検証することで思わぬ成果が出るかもしれません。
それではスイングハイおよびローについて一緒に学んでいきましょう。
それではまずスイングハイおよびローの定義を説明します。
スイングハイは、ある最高値を中心として高値の低いローソク足が前後六本できている。
スイングローは、ある最安値を中心として安値の高いローソク足が前後六本できている。
また「前後六本」とあるのですが、人によっては五本で見る場合もあります。
なぜかと言うと相場の一週間を五営業日と考える人もいれば土曜日まで含めた六営業日で考える人がいるからです。この辺は好みになりますね。
ということでスイングハイおよびローの説明を文章で書いてみたのですが、あるていど理解している私でも「分かりづらい」と思ってしまったので、図解でスイングハイおよびローをお示ししたいと思います。
このように図で示して見た方がはるかに分かりやすかったのではないでしょうか。
どんなテクニカル指標でも共通していることですが、おおまかにインプットしたらとにかく、自分の目でチャートを見て検証することが必須となります。
このスイングハイおよびローに関しても、難しく分かりづらい理屈は置いておいて上の図を参考にチャートの中からどんどん見つけ出す練習を行ってみてください。
百聞は一見に如かずです。
ここではスイングハイおよびローを使うことで得られるメリットをお伝えします。
なんと言っても高値と安値が明確になるので高値と安値の切り上げ、切り下げによるトレンド継続と転換の把握が容易になります。
特に今までトレンドの乗り遅れで負けることが多かった人にとっては朗報だと思います。
またトレーダーは「待つのが仕事」と言われるくらい、とにかく「待つ」ことが難しいと言われています。
なぜ難しいのかと言えば、待つための普遍的な基準や目安が相場内に存在しないからです。だから「自分の基準」を持つことが重要です。
スイングハイおよびローはその基準となるツールの一つであり、数あるツールの中でも裁量要素が少なめで基準としては非常に明解なもののひとつです。
どの基準が最強とか、ましてや聖杯なるものは相場に存在しません。
とにかく大切なことは自分にとっての基準を持つということです。
おそらくほとんどの初心者はこの基準を持たずして相場に挑んでいるはずですし、経験者であってもいろいろと聞きかじった知識で混乱状態に陥っている人も少なくないと思います。
本記事では一度、このスイングハイおよびローだけを使って高値と安値を判断することをお勧めします。
高値と安値を一つの基準で見ていけば今までよりトレンドが追いやすくなりますし、エントリーのために押し戻しを十分に待つことができるようになるので、相場に対する恐怖感がかなり和らぐはずです。
今回は環境認識でもエントリーでも便利なテクニカル指標であるスイングハイ・スイングローを紹介しました。
高値安値を判断する方法は世の中にたくさんあふれているわけですが、スイングハイおよびローはローソク足だけを考慮した方法ですので、とりわけシンプルで多くのトレーダーが意識している方法のため優位性は折り紙つきです。
しかし前項でも述べた通り、相場の普遍的な高値や安値は存在しません。
より多くのトレーダーが意識した高値安値が正しいとなる世界なので、どんなテクニカル指標も勝つときは勝つし負ける時は負けます。
だからこそ多くのトレーダーが使っているテクニカル指標を用いることがトレードの勝率を上げる最善の方法です。
また、使用するテクニカル指標も一つか二つに絞ることで相場を見る基準が一定になるメリットがありますので知識は蓄えつつ使う道具は自分に合うものだけに絞ってみましょう。
ということでスイングハイ・スイングローは本当にお勧めでき、あなたに明確な高値と安値の判断基準を授ける方法ですので一度ご自分でもチャートで試してみてください。