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【FX資金管理法】資金効率の良い複利運用とコツコツ型の単利運用

こんにちは。波乗り道場生のこももと申します。2021年6月に入門し、トレード技術向上に日々奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

FXのメリットとして、小額からレバレッジを効かせて大きな取引が出来ることが上げられます。更に複利運用を行えば、少ない元本でも短期間で大きな利益をあげる事が可能になります。今回はFXで複利運用を行う方法・メリット、単利運用との比較などを解説していきたいと思います。

単利と複利の違い

金利の計算方法には、基本的に単利方式と複利方式の2つがあります。

単利は、元本に対してのみ利息がつく事で、計算式で表すと「単利=元本×利回り」となります。常に同じ元本をもとに利息が決まり元本の額がそのまま維持されるため、利息も毎回同じ金額で積み重なっていきます。

一方複利とは、ある一定期間に支払われる利息が次の期間の元本に追加される事で、計算式に表すと「複利=(元本+利息)×利回り」となります。元本に利息が組み込まれ、利息に対しても利息が発生するため、毎回受け取る利息の金額は年々増えていくことになります。

例)元本100万円、年利10%で10年間運用した場合

 【単利】 100万円 + 利息100万円 = 200万円

 【複利】 100万円 + 利息159万円 = 259万円

ここで言う、FXにおける複利運用とは、トレードで得た利益を元本(資金)に組み込み再投資することで利益を大きく伸ばすトレード手法を指します。

単利運用と複利運用のメリット・デメリット

単利運用は、元本はずっと同じ金額なので増える金額は毎回同じ計算になります。

複利運用は、利益も元本に組み込み再投資する事で元本が徐々に増えていくので、利益も雪だるま式に増えていきます。

また、運用期間が長くなる程その効果は高くなります。

ただし、一度のトレードでの損益額が大きくなっていくため、運用には十分注意する必要があります。

許容範囲外の損失を出さないためにも、資金が増えた時には定期的に資金に対するリスク許容度の見直しをしていきましょう。

元本10万円で単利運用と複利運用を行った場合の比較

実際に、単利運用と複利運用ではどのくらい利益が上げられるのかシミュレーションしてみます。

今回のシミュレーションの条件は下記の通りです。

元本:10万円 / 元本に対する利益率:5% / 獲得pips:20pips / トレード回数20回

左の表が複利運用、右の表が単利運用を行った場合の結果になります。※10,000通貨=0.1Lot

左が複利、右が単利

大きな損失を出さないためのルールを設定する

複利運用は期間(回数)が増えるごとに効果を発揮しますが、損失を出した場合の資金に対するダメージは比例して大きくなります。そのため、しっかりとリスクコントロールする事がとても大切になります。

一般的に勝率が50%を切る場合は、単利運用の方が損失を押さえられると言われています。ということは、複利運用を行う場合は勝率を上げる努力(=スキルの向上)も必要になってくるでしょう。

1. 一回のトレード損失額(資金に対するリスク率)を定期的に見直す

複利運用の場合のロット計算は、固定ロットよりも資金に対する%で管理すると、損失を出したとしても資金に対してのリスク上限が決まっているので大きな損失を防ぐことが出来、お勧めです。

また、資金が大きくなるにつれ損益の変動幅も大きくなりますから、小額なら比較的大きくリスクを取り、資金が増えたら少しリスクを抑えた運用にしていく、などの選択もひとつです。

2. ハイレバレッジを避ける

複利運用で増やす事が出来るため、ハイレバレッジ取引をする必要がありません。

3. 取引通貨ペアの選定

複利運用でリスクを取っていますから、比較的値動きが安定しているメジャー通貨ペアでの取引がお勧めです。

まとめ

資金が増えていくにつれ、損益の変動幅も大きくなる複利運用は、メンタルへの負荷も関わってきます。

小額の資金を大きく増やせる複利運用には夢がありますが、まずはご自身の取引における勝率・リスクリワード比を確認し、それに基づき単利運用か複利運用かを含めたトレードスタイルを構築していく事をお勧めいたします。

資金管理は様々な方法があります。下記の波乗り道場の動画も、是非ご参考になさってください。

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これからも共に、相場の勉強を頑張っていきましょう^^