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覚えることは2つだけ!エリオット波動の基礎知識とFXトレードで活かすコツ 

お疲れ様です!波乗り道場生のほりんです。

今回は相場の価格が織りなすチャートの波形を読み解く際に、用いられることで有名なエリオット波動について基本的な情報を共有させていただきます。

僕自身も環境認識のために相場を眺める時はエリオット波動的な波形が出ているかチェックしていますし、細かく波形を見てトレードチャンスをうかがう際にエリオット波動理論で語られているような形状が見つけられると自信を持ってエントリー出来たりもします。

エリオット波動は僕が所属する波乗り道場で指導されている「波乗り波動論」の原型と言える理論の一つなので触れておく価値は十分にあると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

また実際のトレードで使える簡単な方法も一つ紹介しますのでお楽しみに。

それでは始めていきましょう。

歴史あるエリオット波動は今なお多くのトレーダーが意識している

エリオット波動は1938年に米国株のアナリストであるラルフ・ネルソン・エリオットによって発見、研究された理論です。

主に株式市場の平均推移を表そうとした理論であり、この理論いわく「5つの上昇波」の後に「3つの下降波」が形成されると言うのがエリオット波動のもっとも簡単な説明になります。

この文章はほぼWikipediaの情報を参照していますが、上記に続けて個別銘柄や為替相場では必ずしも当てはまらないとあります。このように記述されてしまうと「じゃあ使えないのでは。」と断定してしまう人もいると思うのですが、一度ご自分の目で本当にエリオット波動は相場で当てはまるのか、それとも全く当てはまらないのかを確認して頂きたいと思います。

もしも全く当てはまらないのであれば、エリオット自身晩年に書き残した「自然の法」というエリオット波動を更に追及した本を書かなかっただろうし、後継者ともいえるハミルトン・ボルトンやロバート・プレクターといったエリオット波動を研究し、投資の実践を行った人々も現れなかったでしょう。

更に日本でも有川和幸さんが代表理事を務める日本エリオット波動研究所では今現在も株式、為替問わず継続的に研究を続けているため、現代でも多くのトレーダーに意識されるテクニカル理論と言えるのではないでしょうか。

エリオット波動で覚えることは二つだけ

 それではエリオット波動の肝心かなめのテクニカル部分を説明していきます。

まず大きく分けて二つの波形があります。

一つ目が「推進波」といって上下方向に力強く進んで行く波のことです。スイングとも呼ばれています。

この波の特徴は下図のように山が三つ連なって進むという点です。↑推進波:インパルス

↑推進波:ダイアゴナル

二つ目が「修正波」といって上下方向に大きく進む推進波に比べ、横軸方向への推移が目立つ波形です。調整波やコレクションとも呼ばれています。

この波の特徴はとにかく様々な波形があるという点です。

↑修正波:複合修正(フラット+ジグザグ)

↑修正波:ジグザグ

↑修正波:フラット

上記でお示しした推進波、修正波の波形はほんの一部でしかありませんが似たような形状はチャート内で無数に見つけることが出来ますので、是非ご自分でチャート内から探してみて下さい。面白いことに気づけるかもしれません。

ということで、ここまでが超簡単な二つの波形の説明でしたが、この「波形」の中でもっとも重要な波形である「インパルス」について引き続き説明していきたいと思います。

まずインパルスとはどのような波形なのかと言うと、上図で示したようにインパルスは推進波に属する波形になります。推進波はインパルスとダイアゴナルの二つしかないとエリオット波動理論では語られており、全ての波形の中でもっとも強く価格的な推移を見せるのがインパルスになります。

このインパルスの特徴は大きく3つあります。

特徴①上昇方向で見た場合、1波の高値を4波の安値が割ることが無い。

特徴②3波が一番大きな波になる。

特徴③インパルスの3波目は必ずインパルスである。(ⅱからⅲの波の中に、更に小さな「インパルス」ⅰからⅴ波が確認できる)

ただし分足レベルの規模の小さい波ではこの限りではなく、けっこう何でもありのカオス状態になることが比較的多いというのが僕個人として1年以上毎日欠かさずチャートを見続けた感想です。

どんなテクニカル分析でも総じて言えることですが、上位足になればなるほど全ての事象が織り込まれて分析精度が高くなると言うのが周知の事実となりますので、特に分足レベルのトレードではエリオット波動に限らず二つか三つのテクニカルを組み合わせて相場分析することをおススメします。

ここまでご覧いただいてエリオット波動は複雑で使い方が難しそうと思われた方も少なくないと思いますし、これから「波乗り波動論」を学ぼう、深めていこうと思っていたのにその原型の理論がこれでは…と感じた方のために次の項目ではエリオット波動をトレードに活かす簡単な二つのコツを解説します。

エリオット波動は次の展開を予測する時に使おう

まずこの項目で冒頭に述べたいことはたった一つです。それは「インパルスに注目せよ」です。

何故かと言うと今自分が見ている時間足でインパルスを発見できたと言うことは、上位足のインパルスの中にいる可能性が高いということが分かり、チャート上でまだ見えていない今後の値動きを予想することが可能になるからです。

思い出して頂きたいのですがインパルスの三番目の特徴はインパルス3波はインパルスであると言うものがありましたよね。

↑時間足を切り換えるとマトリョーシカの如くインパルスの中にインパルスを見つけることができる

このことは波乗り道場内でも頻繁に語られている「相場はフラクタルである」という考え方と合致しています。(フラクタルについてはWikipediaなどをご自分で調べてみて下さい。)

上図を見ていただいてお分かりのようにインパルス3波の中には一回り小さなインパルスがあり、そのまた3波には更に小さなインパルスがある。この現象が大きい波にも波及していくことになります。

それではインパルスを見つけた後どのような値動きが予測できるのか二つ紹介していきます。 

予測1 推進波5波トレードに備えることが出来る

下図をご覧ください。↑4波の修正波であるフラットの上にカウンタートレンドラインを引いてブレイクからエントリーできる

↑インパルスにフィボナッチリトレースメントを当てて4波が61.8%まで押したところでエントリーができる

これらの画像のように四角で囲ったインパルスが発生した後は続く修正波の4波の後に、推進波の5波が発生する可能性が高いです。

そのためインパルスを見つけることができたら4波でカウンタートレンドラインやチャネルを引いてブレイクでエントリーができますし、フィボナッチリトレースメントで押し戻しを計って23.6~61.8%付近まで引き付けて直近最高値である3波(インパルス)の高値やフィボナッチ161.8%まで保有すると言った5波狙いのトレードに繋げることが出来ます。 

予測2 更に大きな波の3波もしくは5波に早く気付くことが出来る

下図をご覧ください。

予測1で解説したようにインパルスが発生した後は続く推進波4波、5波が発生します。5波目が確定するとこの時点で一つの推進波が完成したことになるので、次は修正波が発生する可能性が高いことが分かりますし、修正波が終わった後は更に大きな推進波の発生に備えることが出来る訳です。

この大きな推進波に早く気づき待ち受けることは重要で、波が発生してからでは不利な場所でエントリーせざるを得なくなるからです。

この予測1と予測2をお読みいただいて「あれ、ということはこの二つの予測は同じことを言っているのでは。」と発想できた人は凄いです。前項でも述べたように相場はフラクタル構造で出来ています。

エリオット波動を学ぶことで大小それぞれの波を予測でき、より有利にトレードが出来るようになることはもちろん相場の原理を理解する助けになると考えます。

エリオット波動を発展させた波乗り波動論とは

今回はエリオット波動について基礎の中でもかなり表面的な部分に触れ、トレードに活かす際の波形の一部について解説してみました。

本気でエリオット波動を研究しようとすると他にも無数に存在する波形の知識を掘り下げなくてはならず、個人で学習を進めた場合は座学だけでまる1か月は最低でも要することになり非常に骨が折れます。

しかし波乗り道場ではサロン代表者であるジョニーさん、SHINNちゃんがエリオット波動を何年もかけて研究し、より分かりやすく実践的にした「波乗り波動論」を用いて学習することができるようになっています。

これから投資を始めてみたいけど学習に当てる時間があまりないと言う方には波乗り道場への加入を強くお勧めしますし、まずは自力で相場の学習をしたいけど何から始めようか迷っている方でしたら相場の原理を理解できるエリオット波動理論がお勧めです。

もちろん既に波乗り波動論に触れている道場生の皆さんも一度くらい学んで見ると新しい発見があって面白いかもしれません。

ということで最後までご拝読いただきありがとうございました。今後も皆さんのトレードライフがより充実したものとなりますように、FXに関する有益な情報を共有できればと思いますので次回もご期待ください。

それでは!