こんにちは。波乗り道場生のみやと申します。
私は2021年4月に波乗り道場に入門し、0からFXを勉強中しています。
今回は、FXをやっていて「これを最初から理解していたら、損切の回数をだいぶ減らせたのに!」と後悔した、サポートラインとレジスタンスラインの事をまとめました。
初心者の方でもより分かりやすくチャート分析ができるようになると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
チャート分析において、過去に何度かその水準でレートが下げ止まった価格帯のことをいいます。
市場参加者の多くがそれ以上相場は下落しないという認識を持つ為、サポートラインを割り込んだときには多くの市場参加者からの損切りを誘発し、さらに大きく急落するケースがあります。
サポートラインとは逆に、過去に何度かその水準でレートが上げ止まった価格帯のことをいいます。
市場参加者の多くがそれ以上相場は上昇しないという認識を持つ為、レジスタンスラインを上抜けたときには多くの市場参加者からの損切りを誘発し、さらに大きく急騰するケースがあります。
下位足でラインを引くといくつも反発しているラインが引けてしまうため、チャートが見づらくなります。まずはチャートの見える範囲内で、意識されているラインを引くことをお勧めします。
特に直近のトレンドが崩れた押し安値(または戻り高値)がレジスタンスライン(またはサポートライン)になることが多いので、忘れずにチェックしましょう。
また週足、日足などの上位足のサポートライン・レジスタンスラインは意識されるので見ておきましょう。
また波動論のベースとなっているフィボナッチが、必然的にサポートライン・レジスタンスラインになることがよくあります。ベースとなっているフィボナッチが、必然的にサポートライン・レジスタンスラインになることがよくあります。
なにより、始値はその日のサポートライン・レジスタンスラインになりやすく、1日の相場の流れを見るうえでとても重要です。初心者の方は始値の上では売らない、下では買わないという波乗りトレードの基礎を守るだけでぐっと勝率が上がると思います。
ヒゲと実体どちらで引くべきか?
これはトレーダーによってかなり意見が分かれる部分ではありますが、ヒゲと実態を含めたゾーンで見るという考え方をおすすめします。
自分が引いたラインを信用しすぎるのは危険です。あくまで反発しやすい価格帯として、シナリオ構築の判断材料として使いましょう。
1.エントリー根拠の一つとして考える
サポートライン・レジスタンスラインの役割は反発しやすいポイントが分かることと、トレンドの始まりが見極めやすくなることです。
エントリーする根拠は多いに越したことはありません。何度も意識されているラインがフィボナッチと重なっていたり、始値と重なっていればそれだけ固い根拠といえるでしょう。意識されているラインに当たった時どう反応するのか観察する必要があります。
①反発する
反発したときに下位足でWトップやWボトム、三尊や逆三尊を作っていたらエントリーを検討します。
②突き抜ける
3回以上反発したラインは抜けやすい傾向にあり、一気に抜けてしまうことがあります。
ラインを抜けたからと言って無理についていくのは危険です。高値で買ってしまったり、底値で売ってしまうことに繋がります。意識されていたラインを抜けたら一旦様子見し、ある程度押しをつけたところでエントリーを検討していきます。
③突き抜けて戻ってくる
いわゆる「ダマシ」です。抜けてからトレンドが展開せず戻ってきてしまいます。値動きを読むのが難しく優位性がありません。スルーするのが無難な部分です。
ラインを抜けたからと言って、安易に抜けた方向にエントリーするのは危険なので気をつけましょう。
エントリーする際、利確ポイントの手前・損切ポイントの後ろに重要なラインがないか確認することを忘れてはいけません。(始値や前回トレンドの押し安値または戻り高値など)
利確ポイントの手前に重要なラインが来ていると、利確に届かず反発しトレンド転換する場合があります。そのラインで5~7割利食う、ある程度伸びたら建値に損切位置をずらすなど、対策する必要があります。
損切ポイントの後ろに重要なラインがあると、損切になってから反発し思惑通りの方向に伸びることがあります。損切位置は簡単に超えられなさそうな壁の向こうに置くようにしましょう。しかしリスクリワードも考えなければなりません。損切を離す場合はできるだけMAなどに引き付けてからエントリーするようにします。
逆を言うと、エントリー位置のすぐ近くに意識されているラインがあればその少し上に損切位置を設定することもできます。
損切を浅くでき、それだけリスクリーワードがいいトレードが可能です。しかしどんなラインやMAも3回以上タッチしていたら抜けやすくなる傾向があります。その場合は微尊撤退、微益撤退を検討する必要があります。フィボナッチの数値だけを意識せず、柔軟に利確・損切位置を設定する必要があります。本来なら損切位置を建値にずらして、微益撤退で終われるのが理想です。
しかし頻繁にチャートを確認できない場合やスプレットが広い場合は、気づいたら含み益が含み損になっていることがあります。含み損を長く抱えるのは精神的にきつくなりますし、時間の無駄です。ポジションに期待を持ちすぎず、撤退するか判断する一つの材料としてラインをうまく活用しましょう。
トレード前に、相場のサポートとレジスタンスがどこにあるかを確認する必要があります。
どこのラインが一番効くのか?というのはトレーダー永遠のテーマではないでしょうか?
しかし波動論を活用すれば、意識されているラインがかなり見つけやすくなることは間違いありません。面白いほど波動論に沿って相場が展開していく場面に多く出会います。
下位足チャート・上位足チャートを並行して分析(マルチタイムフレーム分析)することで相場の重要な価格帯や、より多くのトレーダーが注目する価格がどこにあるかを理解できるようになると思います。
しかしラインを信じすぎるのも禁物です。いつ抜けるかは誰にもわからないからです。エントリー根拠を一つでも多く集めてトレードすることで、勢いでトレードして損切になる悲劇を減らしていきましょう。